猫の中毒の応急処置について
不調を抱えた猫の症状・原因について
中毒症状がひどいと危険な状態に
猫には中毒になる対象物が多いです。
中毒症状では、よだれが大量に出る、下痢、嘔吐などが多く見られ、重い場合は泡を吹く、引きつけを起こす、痙攣を起こすなどの症状もでてきます。
猫の中毒となる対象物をいくつかご紹介します。
食べ物
玉ねぎなどのネギ類、チョコレート、アボカド、レーズン
薬品
人間用の内服薬やノミダニ用の駆除剤、接着剤、除草剤、殺虫剤、アロマオイル、タバコ、除菌消臭剤
植物
700種類以上あるといわれています。
ほとんどの植物が有害と思ったほうが良いでしょう。逆に大丈夫な植物のほうが少ない位です。
特にユリなどは近くに飾っているだけでもだめなことが多いです。家に飾る場合は事前に確認をして中毒が起きないようにしましょう。
こういった日常ありえるものに対して中毒のリスクが多くなります。
直接、口に入れる機会がなくても、体についたものをグルーミングすることによって中毒症状が出てしまうこともありますので注意が必要です。
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猫のためにあなたができること
まずは動物病院へ連絡を!
先ほどまで特におかしい様子はなかったのに、急に大量のよだれが出る、吐くようなしぐさがあるなどの症状がみられたら問題が起きていますので、まず周辺で何か食べてしまった形跡がないかを確認してみましょう。
食べ物や植物などを確認し、その他、薬品関係も口にした可能性はないか考えます。
直接は舐めていなくても体や尻尾などについてしまっていないかなども想定して確認をします。
これらを調べてみて当てはまるようなことが見つかったら、まず動物病院へ連絡をしましょう。
この時に、何を口にした可能性があるかを伝え、どのような症状が起きているかも伝えてましょう。
体に薬品などが付いてしまった場合は流水で流します。流した後に体を舐めないようにタオルでふいてあげ、動物病院へ連絡をしましょう。どの部分に何がついたかを伝えて獣医師からの指示に従うと良いでしょう。
毒物を口にしてしまった場合、吐かせようとする飼い主さんが多いですが、口にしたものによっては吐かせて良いものと悪いものとがあります。
例えば、塩素系の洗剤やトイレ用の洗剤といった強い薬品の場合は、吐かせてしまうことによって逆にダメージを負ってしまう場合があります。
一方、殺虫剤などを口にした場合は早めに吐かせたほうが良いです。
このように口にしたものによっての対処法が違いますので、自分で判断しようとせず、すぐに動物病院へ相談しましょう。
まずは、獣医師からの対処法に従って応急処置を行うことが先決です。
また、中毒の可能性があるけれど原因物質が何かわからないという場合も、同様にまずは動物病院に相談しましょう。この場合は吐かせず速やかに動物病院へ連れて行きましょう。
病院へ連れて行く途中で意識がなくなるようであれば、気道を確保するようにしてください。
猫にこんな症状・しぐさが出たら注意!
- よだれが急に出るようになった
- 泡をふく
- 嘔吐
- 下痢
- 痙攣
かかりやすい猫の種類
特にかかりやすい品種はいません。全ての猫が注意しましょう。
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