猫のアナフィラキシーについて

猫のアナフィラキシーについて

不調を抱えた猫の症状・原因について

ワクチンに対するアレルギー反応

アナフィラキシーは、猫の体内に抗原となる薬物や異物が入り込むことで起こるアレルギー反応です。
症状は発症する時間によってパターンがあり、抗原の侵入から30分~数時間後に発疹が現れ、ヒスタミンの神経への刺激によって痒みを伴います。
急性の場合、抗原侵入から数分で発症し、興奮するようになり、嘔吐や急な排泄、虚脱や痙攣、呼吸の低下から昏睡へと進行し、最悪の場合は命の危険を伴います。
アナフィラキシーの原因となる抗原は、主にワクチンの接種により発生します。
摂取した薬品に対して体が抗体を作り、2度目の摂取の際に抗原に対して抗体が過剰に反応することでヒスタミンを放出し、これが血液を介して全身にさまざまな障害を引き起こします。
また、抗原となるものはワクチンだけにとどまらず、食べ物の中にもアナフィラキシーを引き起こすものがあります。

猫のためにあなたができること

2回目以降のワクチン接種に要注意

アナフィラキシーは抗原によるアレルギー反応なので、抗原が体に侵入しなければ起こり得ません。
しかし、ワクチンを接種しなければさまざまな病気にかかるリスクを高めてしまうので、摂取しないわけにもいきません。
予防ワクチン接種によるアナフィラキシー発症は極めて稀な例なので、常に発症する恐れがあるわけではありません。
しかし、それでも僅かに発症する可能性はあるので油断せず、抗体が作られた可能性のある2回目のワクチン接種以降では、猫の体調の変化についてきちんと把握しておきましょう。
ただし、猫が親から抗体を受け継いでいる場合は、1回目のワクチン接種でもアナフィラキシーを発症する可能性があります。
また、アナフィラキシーの症状が疑われたら、速やかに動物病院で適切な処置を施しましょう。
急性の症状である場合は命の危険を伴うため、早急に注射や点滴によりショック状態を改善し、ヒスタミンの影響を抑える治療を行う必要があります。

猫にこんな症状・しぐさが出たら注意!

  • 皮膚の発疹
  • 興奮
  • よだれを流す
  • 嘔吐
  • 放尿
  • 脱糞
  • 呼吸低下
  • 虚脱
  • 痙攣
  • 昏睡

かかりやすい猫の種類

特にかかりやすい品種はいませんが、以下の状況の猫はかかりやすいです。
  • 花粉の時期になるとアレルギーを重ねて起こしやすい
  • 予防接種を初めて打つ、及び2回目の接種の猫

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監修医 小竹 正純先生

監修医 小竹 正純先生

多摩獣医科病院

院長:小竹 正純

住所:神奈川県 川崎市宮前区 菅生3-43-12
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