猫のノミによる皮膚病について

猫のノミによる皮膚病について

不調を抱えた猫の症状・原因について

ノミの唾液や糞に対するアレルギー反応

ノミによる皮膚病は、猫の皮膚にノミが寄生することで引き起こされるアレルギー性の皮膚炎です。
猫の皮膚に寄生したノミの唾液や糞に含まれるタンパク質などに対して免疫機能が働き、本来は守るべきはずの生体に対して害を及ぼす、即ちアレルギー反応が起こることで皮膚の炎症を引き起こします。

ノミによる皮膚病は、主に猫の首や背中、お尻に症状が現れます。
症状としては、赤い発疹や患部の脱毛とともに激しいかゆみを伴います。
猫はノミに寄生されている部分をかゆがるため、しきりに舐めたり引っ掻いたりし、症状が悪化してかゆみが増すと患部を掻きむしってしまい、ひどい時には出血を伴うこともあります。

皮膚病の原因となるノミは主に「ネコノミ」で、猫以外の動物に寄生することもあり、人間であっても膝から下の部分を噛み付かれることもあります。
体長は1~2mmで、色は赤褐色、卵でも0.5mmほどあるので肉眼でも捉えることができます。

確認する方法として、濡れティッシュで猫の体毛を拭き取った時に、ネコノミの糞によって赤いシミが広がるようになります。
ただし、猫はノミに寄生された箇所をかゆがって舐めてしまうので、ノミアレルギーを起こしていても猫の体毛や皮膚にネコノミを確認できないこともあります。
猫がノミに寄生されても皮膚炎を起こすかどうかは猫の体質などにもより、ほとんど症状が現れないこともありますが、場合によっては数匹のノミに寄生されただけでもアレルギーが起こり、激しい皮膚炎を引き起こされることもあります。

猫のためにあなたができること

症状が悪化する前に早期治療を

ノミによる皮膚病は、激しいかゆみを伴うために患部を引っ掻くことで猫自身が症状を悪化させてしまうことも多い病気です。

出血を伴うまで引っ掻いてしまうと、傷口から細菌などの侵入を許すことになり、場合によっては重い病気の原因となることもあります。
そのため、症状が悪化する前に猫にノミが寄生していることを発見し、早期に治療を開始することが必要になります。

ネコノミは体長も比較的大きく、卵であっても肉眼で捕らえることができるので、猫がかゆがっていたり皮膚の状態がおかしかったりした場合によく確認してみれば、早期の発見は難しくはありません。
その際、複数の猫を一緒に飼育している場合には他の猫にもノミが寄生していることが多いので、例えアレルギー性皮膚炎の症状が現れていなくても一緒に治療する必要があります。

治療においてはステロイド剤や抗アレルギー剤の投与によってアレルギー症状を治療しつつ、ノミ駆除薬によって猫に寄生しているノミの駆除を行います。

猫にこんな症状・しぐさが出たら注意!

  • かゆがる
  • 発疹
  • 脱毛
  • 出血

かかりやすい猫の種類

特にかかりやすい品種はいませんが、以下の状況の猫はかかりやすいです。
  • 室外で飼育している猫

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監修医 小竹 正純先生

監修医 小竹 正純先生

多摩獣医科病院

院長:小竹 正純

住所:神奈川県 川崎市宮前区 菅生3-43-12
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