ハムスターが便秘になってしまったようで、ここ数日、糞をしていません。

ハムスターが下痢になってしまったら

不調を抱えたハムスターのしぐさや症状について

糞が出ない以外の症状も見られるようにもなります

通常、ハムスターはころころした楕円形状の糞をします。
飼育ケージの中は、あちこちに糞が転がっている状態が通常ですが、便秘の場合、掃除をし数日経過しても糞が転がっていない事があります。
便秘の症状が重くなってくると、食欲がなくなったり、お腹が出てきたり、お腹を触られるのを嫌がる場合もあります。
また、歩く時に足を引きずるようになる場合もあります。
もし糞が出たとしても、通常の楕円形よりもさらに小さく、硬い糞をする事があります。

考えられるハムスターの不調の原因は?

生活環境以外の原因が潜んでいる場合も

便秘には色々な原因が考えられます。
ハムスターの場合、主に細菌感染やウイルス感染、寄生虫などが考えられます。
原因としては飼育ケースの衛生面の問題で、掃除をする周期が長かったり、掃除を怠ってしまった時に発生する事があります。

意外に多いのが、ストレスからくる便秘です。
ストレスが多くかかるようになると、腸内環境のバランスを崩し正常な排便が困難になります。
ハムスターを過度に触ることや、頻繁に様子を見ていると、気になってストレスになる傾向がありますので注意が必要です。

他にも人間の便秘と同じように、食物繊維が不足していたり運動量が少ないと便秘になります。

また、1番注意したいのは腸閉塞です。

腸閉塞は、巣剤などで利用したタオルなどの布や、お散歩中に絨毯や布製品をかじって食べてしまった物が、腸内で詰まってしまうケースが多いです。
また、脊髄に損傷があった場合は、高い所からの落下、飼い主さんがお散歩中に踏んでしまった、蹴ってしまった、上から重いものが落下して当たってしまったという外部からの大きな力が原因となります。

動物病院での治療について

病院では、細菌、ウイルス、寄生虫などの感染が疑われる場合は抗生剤や駆除剤の投与を行います。
腸閉塞では下剤を使用して異物を排出させますが、状況によっては外科手術を行い、異物を摘出します。
脊髄の損傷があった場合は消炎剤などを投与して安静にさせます。 レーザー設備がある動物病院ではレーザー照射なども取り入れています。

ハムスターのためにあなたができること

早めに動物病院へ連れて行きましょう

便秘となると、数日様子を見てみようと考えがちですが、腸閉塞の場合その考えは危険です。
腸閉塞は放置している期間が長いと死亡する可能性もあるため、腸閉塞ではないという確認をするためにも動物病院へ受診しましょう。
連れて行く時には飼育用のケージではなく、小さなプラケースや小動物用のキャリーケースを使用するとストレスがかかりにくいです。

獣医さんにハムスターの症状を伝えるポイント

  • 排便の異常にいつごろから気がついたか
  • 食欲はあるのか
  • 普段、元気はあるのか

考えられる病気名

  • 細菌感染
  • ウイルス感染
  • 寄生虫感染
  • 腸閉塞
  • 脊髄損傷

動物病院の多くは犬猫の診察をメインとしている病院もあります。
「ハムスターの診察が可能か?」「エキゾチックアニマル(犬猫以外の動物)の診察が可能か?」
という点を含め、動物病院に一度、事前にお問い合わせをするのをおすすめします。

監修医 常住 直人 先生

監修医 常住 直人 先生

small animal clinic

院長:常住 直人

住所:千葉県 千葉市中央区 登戸1-22-25登戸N.Tステージ1F
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