ハムスターにハゲができていました。病気ではないかと心配です。
目 次
不調を抱えたハムスターのしぐさや症状について
脱毛や皮膚症状がみられることがあります
脱毛の程度や範囲は様々で、背中側が抜ける場合、お腹側が抜ける場合、よく見なければ脱毛に気付けない程のものから、ほぼ全身の毛が抜けてしまうものまであります。
また、脱毛と共に、皮膚のかゆみや痛み、食欲不振や性格の変化などが現れるケースもあります。
考えられるハムスターの不調の原因は?
様々な原因が考えられます
ハムスターに脱毛がみられる場合、考えられる原因は多岐にわたります。
回し車やケージ内の隙間など、飼育環境中に体を擦りつける様な原因がある場合、擦れている体の箇所に脱毛がみられることがあります。
また、他個体との接触、皮膚の外傷、体力の低下、不衛生な飼育環境などが原因となって、細菌や真菌、寄生虫に感染し、脱毛や皮膚症状がみられることもあります。
他には、飼育環境中の物質に対してのアレルギーや、内分泌疾患、腫瘍などが原因で脱毛がみられる場合があります。
動物病院での治療について
動物病院では、患部の病原体の有無や飼育環境、ハムスターの全身状態を考慮して治療を行います。
細菌や真菌、寄生虫への感染が疑われる場合には、それぞれの病原体に対する薬剤を使って治療をします。飼育環境に問題がある場合には、その問題点を改善してもらい経過を観察します。脱毛以外に痒みや痛みがある場合にはその症状を緩和する治療も並行して行います。
ハムスターのためにあなたができること
早めに動物病院を受診しましょう
治療が可能な脱毛の場合、治療開始が早い方が良好な改善が得られる傾向にあるので、症状に気付かれたら早めに動物病院を受診しましょう。元気や食欲がなくなる前に治療をしてあげることが大切です。
また、脱毛の原因によっては、ハムスターからヒトへ感染する可能性があるものもあるので、触れ合った後には必ず手を洗いましょう。
獣医さんにハムスターの症状を伝えるポイント
- 普段の飼育状況(飼育環境の写真があると診察の役に立ちます)
- 床材、巣材、トイレなどはどのような素材を使用しているか
- 掃除はどのぐらいの周期でしているか
- 脱毛にはいつごろから気がついたか
- 脱毛は広がっているか
- 脱毛以外に気になる症状はあるか
考えられる病気名
- 細菌感染
- 真菌感染
- 寄生虫感染
- 内分泌疾患
- 腫瘍性疾患
- アレルギー性皮膚炎
- 外傷 など
不明点に関しては、ハムスターの診療が可能な動物病院に一度、事前にお問い合わせをすることをおすすめします。
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