北森ペット病院キタモリペットビョウイン |
千葉県 茂原市 小林2368
外房線新茂原駅から徒歩約15分
犬/ 猫/ うさぎ/ ハムスター/ フェレット/ モルモット
一般診療/狂犬病注射/混合ワクチン注射/フィラリア予防/ノミ・ダニ予防/避妊・去勢
- 土曜日もOK
スタッフ紹介
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北森 史代 / 獣医師
プロフィール ・生年月日:6月2日
・出身地:神奈川県
・好きな動物:ネコちゃんが好きで、たくさんのメインクーンと暮らしています
・趣味:クラシックバレエ、空手
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北森 隆士 / 獣医師
プロフィール ・生年月日:2月20日
・出身地:広島県
・好きな犬種:最近よく診察にくる中ではトイプードル、ネコちゃんだとメインクーンなどの大型ネコが好きです。研究を行っているボクサー犬も大好きです
・趣味:ドラム、読書(哲学)
北森 隆士 / 獣医師 インタビュー
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初めに、北森先生が獣医師を志したきっかけについてお話を聞かせてください。
まず動物が大好きという気持ちが大前提ですよね。幼い頃から動物が周りにいる環境で育ち、高校生になる頃にはバイオテクノロジーというか、生命の科学に対して強く興味を抱くようになっていました。
当時の私の他愛もないイメージでは、ヒトの医学よりも獣医学に対して、より生き物の根源に対する魅力を感じたことで獣医師を志しました。
大学では当時の最先端といえるような生命現象を把握する実験を行っており、その後は製薬会社で研究に従事していたのですが、いろいろなきっかけがあり臨床と研究論文の発表を積極的に行う現在の形に落ち着きました。
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では、幼い頃から憧れて…という訳ではなかったのですね。
そうですね。
これは獣医師に限らずですが、好きな仕事は自分でなるというよりも、向こうからやってくるものだと思っています。
私は現在ある大学と共同研究を行っているのですが、これは一人で長い間ある病気のことを調べていたところ、発表した内容が大学の方の目に留まり声をかけていただけたことがきっかけになっています。
私が知らず知らずのうちに臨床と研究に打ち込むようになったのと同じように、一生懸命続けていれば様々な縁があり、どんどん道が開けていくものだと思っています。
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これまでのご経験の中で、特に印象に残っていることはありますか?
私が初めて書いた論文は皮膚科の極めて珍しい症例に関するものだったのですが、研究に悩んでいたある日、世界で初めての症例としてイギリスのケンブリッジ大学がその症例に関する論文を発表したんです。
その後、私が世界で2例目、日本で初めての症例として発表したのですが、これは私が1例目だったら書けなかった論文だと思っています。2例目で発表できたということがよくも悪くも自分の実力であり、その時は色々なことを考えさせられましたね
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北森先生が思う、動物と触れ合うことの魅力とは何でしょうか?
何故人間は動物を飼うのか、という点については昔からよく考えているのですが、その理由は二つあるように思います。
まず動物は、自分に悩むことはありません。いわゆる自分を意識する自意識が無いからです。活動を支える主体が、自意識なく自然に生きていきます。人間は、自分とは何だろうと考える主体と、自分とが分かれているため、自意識が発生します。生きるままに生きる彼らのある種開放感に、私たちは尊厳を感じるのだと思います。
2つ目に、これは人間特有の感覚だと思うのですが、人間は人以外の生き物を擬人化して可愛がるということが出来ますよね。これは人間の根源的な本能で、私たちが動物に向ける好意に理由は無いと思っています。本能的に好きなんですよね(笑)
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最後に、北森先生の今後の目標を聞かせてください
研究をやり続けていきたいですね。
私にとって研究はライフワークであり、獣医師としてのモチベーションでもあり、自分にとっての獣医療への興味の根源だと思っています。こういったことを続けてきたことで、いつしか似た考えを持った友人や先輩との繋がりもでき、非常に充実していると思っているんです。
現在は心臓に関する研究を続けているので、これを形にしていきたいと思います。
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