院長/山田 武喜 へのインタビュー(2/4)

インタビューに応える亀戸動物病院の院長、山田 武喜先生 インタビューに応える亀戸動物病院の院長、山田 武喜先生
プロフィール
山田 武喜

1984年 日本大学農獣医学部獣医学修士終了。
神奈川県横浜市の永岡犬猫病院に勤務。

1986年 東京都墨田区に亀戸動物病院を開院。
東京医科歯科大学で生体工学 生体材料 再生医療を研究。

2000年 博士号(学術)取得。
日本大学動物病院の非常勤講師も勤める。

亀戸駅から明治通りを北上し、福神橋を渡ったところ、下町情緒が色濃く伺える住宅街の一角に、この地で30年近くも、近隣の動物たち、ペットオーナーたちに愛されてきた動物病院がある。亀戸動物病院の大黒柱として、長らくこの土地の動物医療を支え続けてきた山田先生にお話を伺った。
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先生の新人時代のエピソード

苦労した話

苦労した話か~・・・。そうそう、昔は帝王切開がものすごく多かったんですね。というのも、昔は夜間の医療センターは無かったし、ブリーダーさんの患者さんがいたんですね。スタッフは自分しかいないし、生まれたらその仔の世話をしないといけないから、家内にユニフォームを着せて手伝ってもらったりなんかしてね。呼吸が止まってたら呼吸させないといけないし。
今は夜間病院があるし、昔は沢山いたブリーダーさんが今ではほとんどいなくなっちゃったからね。何人か残っているブリーダーさんも、生まれそうなワンちゃんは昼間のうちに帝王切開に来ちゃうんですよね。夜に緊急で来るようなことは今ではほとんど無いですね。若いうちはそれでもやれましたけど今はもう出来ないですね(笑)
先ほども言いましたけど、昔は夜間病院が無かったから、もう診るしかないんですよね。帝王切開自体、ちょっとしたコツがあって誰でも簡単に出来るというものではない。ブリーダーさんのワンちゃんとなると、何回も帝王切開をするものですから、それなりのしっかりした処置をしてあげないと次が産めなくなってしまう。ちょっとした技術は必要ですね。

初めての執刀

僕たちが学生の頃は生体を使っての執刀の実習があったんですね、やっぱり最初は手が震えましたよ。外人さんが箸を使おうというのと同じようなもので、知識として頭で理解している治療でも、最初はまともに執刀できない。当然今は身体の一部のようにメスを扱えますけどね(笑)ただ、今では新しい機器がどんどん出てきて、それぞれものすごく便利なものですから、手術は本当に楽になったと思いますね。昔だと30分、長ければ一時間かかっていたような手術でも、最新機器を使えば安全に確実に、短い時間で治療を行えます。

感動したこと

う~ん・・・これってことが何かあったわけでなく、毎日が感動なんですよね。治療を行わなかったら一生障害が残っていた仔が、治療を行うことでもうその日のうちに元気に歩いて帰るんですよ。やっぱりこれが一番嬉しいし、そういう意味で毎日感動があると思いますね。
同じ病気はあっても、獣医師に同じ仕事なんて無いんです。例えば癌が見つかったときに、その患部がどこなのか、どれくらいの大きさの腫瘍なのか、また、患者が子犬なのか老犬なのか、体重はどれくらいか、大人しい犬もいれば嫌がって噛みつく犬もいる、全部違うわけですから、本当に毎回新しいことなので、仕事として飽きない。飽きることが無い。実は獣医は動物に関することならあらゆる種類の症状をケアするんですね。人間のお医者様と違うところはここですよね。毎日毎日が、新しいことの発見であり、感動の連続ですね。 治療の末、しっかり病気を治して、飼い主様と感動を分かち合えることが、一番の原動力です。
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住所
東京都墨田区立花1-10-3
アクセス
JR総武線亀戸駅から徒歩10分
東武亀戸線小村井・東あずま駅から徒歩8分
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