院長/杉本 恵子 へのインタビュー(2/4)

みなみこいわペットクリニック 院長 杉本 恵子 みなみこいわペットクリニック 院長 杉本 恵子
プロフィール
杉本 恵子

1971年
日本獣医生命科学大学 卒業
1974年6月
みなみこいわペットクリニック 開院
2008年10月
みなみこいわペットクリニック 医療サポートセンターとして再スタート

江戸川区南小岩の住宅街の一角に、この地に根を下ろして40年を数える動物病院「みなみこいわペットクリニック」がある。院長の杉本先生に伺ったお話からは、先生の人柄の良さや獣医療に対する思いが伝わってきた。
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獣医師としてのキャリアの中で

印象に残っていること

もちろん印象に残っている子や忘れられない事はたくさんありますが、一つ挙げるとすると・・・。
過去に、リンパ腫になったゴールデンレトリバーのアルフ君を診察した時の事です。その子は何度かの危機を切り抜けて、頑張ってくれていました。いよいよ危ないなという時期になってしまい、入院中のアルフ君へ飼い主様に会いに来て頂いていました。酸素室に入れていると外に出たがるので、医局の好きなところに居させてあげていました。私が診察室で診察をしていると目線を感じて、何だろうと振り返るとその子が働いている私をじーっと見ているんです。すごく優しい目をして見守るように見ているんですね。私が視線を感じて振り返るくらい一生懸命こっちを見ていて、30分後に静かに眠るように息を引き取りました。その時感じたアルフ君との繋がりは今でも私の中にあります。もちろんその子だけでなくて、今まで出会ってきた、たくさんの動物達との絆は今も繋がっていると思っています。
個人的な事情ですが、私が病気をしていてとても苦しかった時も、例えば普段いらしてくださっている飼い主様や、周りの方達に沢山助けて頂きました。それも動物達が繋げてくれた縁だと思っています。
動物達は命を懸けて私達を愛してくれます。私達人間同士では難しいことを、彼らはこともなげにやってのけるんですね。

キャリアを積んでも、日々勉強

キャリアに関しては、気づいたらそれだけ時間が経っていたので特別そういった自負は無いのですが、他の病院の先生との繋がりが増えてくると、認識することはありますね(笑)。今では定期的にお会いする先生も多くいらっしゃいますし、つい先日学会で久しぶりにお会いした方もいらっしゃいます。学会や研究会等の集まりは、事前に誰と会うかわからないので、行ってみたら「あれ!久しぶり!」ということは良くありますね(笑)。
先生同士の繋がりの中での情報交換を行うのは大切ですね。話に熱が入って議論になっていくという事もあります。
そういった、日々勉強というスタンスは当然だと思います。獣医療というものは常に進化、変化していますから、勉強を怠るとすぐについていけなくなってしまいます。また、新たに出てきた意見、見解を正しいかどうか判断したり、それを取り入れられるかの判断は自己責任で行います。それに対して情報を持っていなかったらよく分からないままで終わってしまいますからね。
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