院長/幅田 功 へのインタビュー(1/4)

センターヴィル動物病院 院長 幅田 功 センターヴィル動物病院 院長 幅田 功
プロフィール
幅田 功

昭和45年 日本大学農獣医学部 卒業
昭和48年 カリフォルニア州サンカルロスペットホスピタル研修
昭和52年 東京都目黒区自由が丘にてセンターヴィル動物病院開設
平成4年  日本小動物歯科研究会設立 初代会長
日本獣医臨床病理学会 前副会長 日本大学生物資源科学部非常勤講師
著 書
(共書)イヌの病気百科(研究社)(共書)イヌの病気(講談社)
翻 訳
小動物臨床歯科ハンドブック(チクサン出版) 獣医歯科学(学窓社) THE VETERINARY CLINICS
所属学会
日本獣医腎泌尿器学会 日本獣医臨床眼科研究会 日本獣医麻酔外科学会 日本獣医循環器学会 日本獣医皮膚科学会

自由が丘駅前の喧騒から少し外れた住宅街に佇むセンターヴィル動物病院は、昭和の時代から長い間、この地域の獣医療を支えてきた。病院の大黒柱として敏腕を振るう幅田先生に、自身の考える獣医療についてお話を伺った。
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獣医師を志したきっかけ

どこの子供も同じですけど、小学校の時に犬や猫を拾ってくるじゃないですか。私もまさにそんな子供だったのですが、とても理解のある両親や兄弟だったもので、例えば「元の場所に戻してきなさい」なんて事は言われなかったんです。環境に恵まれた、と言ってもいいかもしれませんね。
ちなみに、同じように犬や猫を拾った他の友達はそうではない事が多かったようで、捨てられた動物がかわいそうだと思って拾っても、家族の許しがなければ自分でまた捨てに行かなければいけない。こんなに残酷な事はないですよ。
その頃の事を思い出して言うわけではありませんが、子供はみんないい子なんですよね。無垢で優しくて。それをだめにしているのは我々大人なのかもしれません。その事を本当に良く考えないと、いい社会は出来ないように思います。
話を戻すと、私の家庭では先程の話のように、そういう意味では恵まれていましたので、身近に常に動物がいたというのが獣医師を志したきっかけですね。まあ拾ってきた犬の世話は、私より母のほうが一生懸命やっていましたが(笑)

学生時代に苦労したこと

苦労したことはなかったですね。というより、苦労したとは思いませんでした。小学校の頃の勉強の方がよっぽど苦労しましたよ(笑)
中学校に入る頃には「獣医になる」という目標が出来ていましたし、大学に受かってからの獣医学の勉強は、辛い事は全く無かったですね。趣味に打ち込むのと同じような気持ちで勉強していたように思います。それが出来たのは、やはり勉強が面白かったからだと思います。
まあ、苦労したと言えばアメリカに行くまでは大変でしたね。私は学生の頃から渡米する伝手を探していて、知り合いから紹介してもらったのが、向こうで私のお世話をしてくれた先生の知り合いの先生の奥さん、の、お母さんでした。知り合いとは言えないような遠い繋がりでしたが、結果的にサンフランシスコの病院で勉強させて頂けました。
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