院長/大矢 智隆 へのインタビュー(3/4)

大矢動物病院 院長 大矢 智隆 大矢動物病院 院長 大矢 智隆
プロフィール
大矢 智隆

1997年3月 日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)卒業
1997年4月 都内の動物病院勤務
1998年2月 埼玉県浦和市の動物病院(山田動物病院)勤務
2002年7月 大矢動物病院開業
所属学会
日本獣医循環器学会会員、日本獣医腎泌尿器学会会員
日本獣医がん学会会員、日本小動物血液透析協会会員
日本動物病院福祉協会(JAHA)会員

近くには多摩川が流れる東京の西の端、狛江市東和泉に居を構える大矢動物病院。今年13年目を数えるこの病院の待合室で、院長の大矢智隆先生にお話を伺った。優しく温和な大矢先生が考える動物医療とは。
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獣医師として思うこと

現代の、愛玩動物としての動物の立ち居地とは

昔の番犬などと違い、今はもう文字通りペットは家族の一員ですよね。しかし、同じ「家族の一員」という言葉で括っていても、やはり思いは飼い主様によってそれぞれ違うと思うんです。
ご家族によって、動物と飼い主の関係性はそれぞれだと思います。しかしこれはやはり難しい問題で、誰の言い分が正しいというようなものではありません。こう言うと誤解を招くかもしれませんが、その子が亡くなってしまった時に、今まで一緒に過ごせてよかったと思ってもらえる関係が一番だと考えています。
どうあれ、飼い主様は自分の家族だと思っているから、動物病院に連れてきて、出来ることはやってあげたいと思うんです。そのときに私達は、例えば設備が無いからという理由で治療の幅を狭めてしまうようなことはあってはならないと思っています。

心に残っている動物の話

修行時代に私が担当させてもらっていた子で、肺に水がたまってしまう病気の子がいました。お預かりしての医療ということでICUに入れて、普通は一度お預かりしたら飼い主様はお帰りになられるんですが、その飼い主様には、その子のそばにずっと付き添っていただいたんです。
結果を言えばその子は具合が悪くなってしまって亡くなってしまったんですが、普通は亡骸に会うことが多い中、その子は飼い主様の腕の中で亡くなりました。悲しいことですが、飼い主様からは、最後の瞬間を全部みせてくれてありがとうと言って頂きました。この言葉は今でも私の胸の中に残っています。
そういった意味も含めて、今は在宅治療も考えながらやっていこうかと思っています。飼い主様と協力すれば、もっと色んなことが出来ると思いますしね。その代わり、飼い主様にも頑張ってもらわないといけないんですけどね(笑)。
私達獣医がお預かりして治療を全部行うのもいいのですが、私の中ではそれが全てだとは思っていないんです。
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住所
東京都狛江市東和泉2-16-1
アクセス
小田急線狛江駅から徒歩5分
小田急線和泉多摩川駅から徒歩5分
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