院長/町田 健吾 へのインタビュー(1/4)

荻窪ツイン動物病院 院長 町田 健吾 荻窪ツイン動物病院 院長 町田 健吾
プロフィール
町田 健吾

獣医麻酔外科学会
日本獣医がん学会
小動物歯科研究会

東京都杉並区の荻窪駅を青梅街道沿いに少し歩くと、駅前の喧騒が少し落ち着いたあたりにオレンジのライトが印象的な入口が見えてくる。荻窪ツイン動物病院は2015年にこの場所で開業し、院長の町田先生の下、多くのスタッフが日々診療を行っている。
高度医療を行う病院としてだけでなく、ペットサロンやペットホテルのサービスも好評のこの病院で、院長の町田先生にお話を伺った。
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高度な歯科治療を行う荻窪ツイン動物病院

病院を新たに開設するにあたってこだわった点

以前から歯科治療に力を入れておりましたので、歯科専門の治療室を設ける事は考えておりました。こだわった点としては、診察においても同じですが、その治療室を飼い主さんから見えるようにし、できる限り診療の透明性を意識した設計をお願いしておりました。
私は基本的に、動物たちが診察・治療や検査をなるべく飼い主さまの近くで行えるよう心がけており、その場で一緒に検査や処置をしてお返しするというふうに治療を行っております。
当院で主に治療を行っているのが歯周病になりますが、歯周病とういうのは診察室だけでの診断は難しく、検査を行うには全身麻酔が必要になる事がほとんどです。
ですので、歯科専門治療室では、歯科の検査や治療がどのような状況でどのように行われているのかをそばで飼い主さんに見てもらいたいと思い、それが可能な造りにしました。
実際に動物が寝た状態でレントゲンや歯周検査を行い、しっかりと検査したうえで、歯の治療を一本ずつ飼い主さまと一緒に相談しながら決定していく。そのように、しっかりと治療している様子を見て頂き、一緒に治療を進める事で、治療後のオーラルアケアを飼い主様に頑張っていただけることにもつながるように思います。
当院はまだスタートして一年半の病院です(2016年時点)が、治療症例は多岐にわたり、歯周病治療を始め、犬の虫歯、猫の口内炎、歯内治療、歯冠修復、矯正治療、口腔内腫瘍や骨折などの外科手術などを毎日のように治療しております。

歯科の重要性・需要は以前から感じていましたか?

そうですね。やはりどの子も歯がある以上、歯周病で悩む時が来ます。さらに、犬も猫も寿命が延びている分、腫瘍の発生や歯周病の罹患率はとても増えていますよね。逆に言えば、高齢になった時に健康においしく食事が出来るようにサポートしてあげるというのは予防の観点からとても重要だと言えます。ワンちゃん猫ちゃんも共通して、「食事」というものは欲求を満たす大切な時間だと思いますので、年を取っても食事は美味しく食べさせてあげたいですよね。
最近は歯ブラシ以外にも様々なオーラルケア用品も市販されており、選び方や使い方に悩まれる飼い主様も多いと思います。ですが、それらはあくまでも補助的なもので、メインは歯ブラシによる歯磨きです。
飼い主の方の多くが気にされているのは、自分でワンちゃんの歯のケアが出来るかどうかという事になるかと思いますが、やり方をしっかりとポイントを押さえて行えば、7割以上の方がお家で歯みがきを行えるようになると考えています。
ワンちゃんも性格がありますし、飼い主様との関係性もあるので100%必ず!とういう訳にはいきませんが、ワンちゃんは飼い主さんに合わせられる動物なので、楽しく、根気よく、ゆっくり慣れていってくれればと思います。
さらに、歯磨きに慣れてくると毎日のスキンシップが図れ、コミュニケーションの時間にもなります。
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