院長/門屋 美知代 へのインタビュー(2/4)

かどやアニマルホスピタル 院長 門屋 美知代 かどやアニマルホスピタル 院長 門屋 美知代
プロフィール
門屋 美知代

◇出身地:愛媛県松山市
◇趣味・特技:テニス、刺しゅう、ベリーダンス
◇今までに飼った動物:犬、猫、鳥、ハムスター、モルモット

◇ご経歴
北里大学獣医学部卒業後、埼玉県の動物病院で勤務。
2005年東京農工大学大学院修了(獣医学博士号取得)。
同年かどやアニマルホスピタル開業
2010年日本獣医皮膚科認定医取得。

◇所属学会
日本獣医皮膚科学会 理事・会員
アジア獣医皮膚科学会 会員
日本女性獣医師の会 会員
日本獣医がん学会 会員
けやき臨床研究会 会員

かどやアニマルホスピタルは、国分寺街道沿いにあるピンクの看板が目印の動物病院。院長の門屋 美知代先生は大学を卒業後に勤務した病院で皮膚病のペットが多いことを実感し、皮膚疾患のスペシャリストとなるべく勉強や研究を続けてきた獣医師だ。アレルギーやアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を得意としているが、内科疾患や眼科、外科診療、健康診断や予防診療、爪切りなどのケアまで幅広く対応してくれる。飼い主さまの立場を考え、心の通った質の高い診療を大切にされているという門屋院長に、予防の大切さや皮膚科診療に対する思いなどを伺った。
  2/4ページ  

疾患の多い皮膚病のスペシャリストを目指す

皮膚科に注力するようになったきっかけは、何だったのでしょうか

勤務医だった頃に、皮膚病の動物たちが来院することがとても多かったのですが、どんな症状でも同じ薬、1種類のシャンプーしか使われていない現状を見て疑問に思ったことがきっかけですね。皮膚病といっても原因や症状はさまざまなのに、当時はどれも同じ「皮膚炎」と画一的に診断して同じ薬を出すというケースが多かったんです。皮膚トラブルで来院する子はすごく多いのに、このままでいいのかなと思うところがありまして。それで皮膚病のことをもっと詳しく勉強したいと思ったんです。ちょうど皮膚科の分野で有名な先生が東京農工大学に転任していらしたという話を聞いて、これはチャンスだと大学院に入り直し東京農工大学で専門的な勉強を開始しました。最初は病院に勤務しながら通っていたのですが、獣医療の現場を実際に体験したことで、より勉強の必要性を痛感した部分もあります。獣医師として、もっときちんと勉強しなければと考えて、いったん勤務を辞めて大学院で専門的な知識を徹底的に身につけ国内のみでなく海外の学会等でも発表しました。

日ごろ多い相談内容や疾患はどのようなものでしょうか

私が皮膚病が得意だからということだけではなくて、全国的に見ても動物病院に来る疾患の1位は皮膚疾患ですね。あとは外耳炎など耳のトラブルです。皮膚疾患が増えているのは、飼う環境の変化も理由の一つだと思います。昔と違って今は室内で飼う方が多いので、逆にハウスダストや細菌感染などによる皮膚トラブルが増えているのかもしれません。あとは最近では動物も高齢化が進んでいますから、腎臓病、糖尿病といった慢性疾患や、関節炎、犬特有の心臓病や猫特有の泌尿器疾患なども増えてきています。普段からの状態を注意深く見ていただいて、かゆがっていたり、頻繁に足をなめていたり、赤いブツブツがある、目や耳のあたりが赤くなっているなどの症状がみられたら、皮膚病の可能性が高いので早めに来院していただければと思います。
  2/4ページ