センター長/荒渡 暖仁 へのインタビュー (4/4)

センター長/荒渡 暖仁 へのインタビュー (4/4)

荒渡 暖仁ARAWATARI YASUNORI

知識の啓蒙、予防医療の実践、高度医療の三本柱

神奈川県平塚市にあるショッピングモールの一角で地域の動物たちの健康を守る平塚動物総合医療センターは、「人と動物に優しい動物病院」というコンセプトを掲げ、各分野において専門性の高い獣医療を行っている。
しかし、高度医療機関としての側面を持ちながら、自身の掲げる獣医療を語るセンター長の荒渡暖仁先生の表情は、優しさに溢れたホームドクターのように穏やかだ。
飼い主の方々への知識の啓蒙として各種セミナーを積極的に実施し、予防医療や地域貢献にも取り組む視野の広さ、その根底にある考えについてお話を伺った。

インタビュー

  • これから動物を飼い始める方へアドバイスをお願いします

    ペットを飼い始めるということは家族が増えることと同義です。犬や猫の寿命を考えると、少なくとも10年以上は生活を共にしていくのです。命あるものである以上、家族に迎え入れることには相応の責任が伴いますが、その責任に対してプレッシャーを感じることのないようにしていただきたいですね。
    大切に暮らすことで、ペットたちはその何倍も愛情を返してくれます。獣医師としては、そんな幸せな関係を一日でも長く続けられるようにしてさしあげたいと考えています。飼い主さまに病気のことを知っていただき、もしものときの異変を早く見つけてあげられるように、我々と一緒に勉強していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
    勉強というと堅苦しく聞こえてしまいますが、それも動物と暮らす楽しみの一つだと私は思います。その学びの為の場所やツールは当院で用意していますので、一緒に動物の健康を考えていきましょう。

  • 最後に、荒渡先生の今後の目標をお聞かせください

    地域の動物医療のレベルを上げていくために私たちが貢献できることがあればと考えています。加えて後進の育成について、当院は新人の獣医師が定年まで勤められるような病院でありたいとも考えています。最終的には独立を目指すとしても、勤務医として長く勤められる環境があることで技術や経験による知識はどんどん当院に蓄積されていき、その積み重ねは、さらに後に続く獣医師たちの助けとなります。そのようにして病院のレベルをもっと高めていきたいと思っています。