院長/豊田 大介 へのインタビュー (2/3)

院長/豊田 大介 へのインタビュー (2/3)

豊田 大介TOYODA DAISUKE

口腔内の問題は、身体の様々な異常の入り口になりかねない非常に重要な問題です

1991年3月より京都府京都市左京区に開院して以来、歯科分野の疾患を抱えた多くの動物たちの悩みを解決してきたとよだ動物病院。この病院を率いる豊田大介院長は、国内の獣医歯科治療の黎明期からその重要性を啓蒙し、全身の様々な疾患へと繋がりかねない口腔内疾患の治療を行ってきた。
今回は豊田先生のこれまでのご経験、歯科治療の今と昔、自身が考える獣医療のあり方についてお話を伺った。

インタビュー

  • 歯周病は人間にもある病気ですが、動物のそれと性質に違いはあるのでしょうか?

    人間と比べても症状自体はそれほど変わりません。しかし、動物たちは自分で病院に来ることが出来ないため、飼い主さまが目視で認識できるレベルまで症状が進行した状態で病院に来るケースが多いように感じています。
    歯肉以外の組織にも炎症が及び、歯周組織が破壊されている。歯周ポケットが形成され歯肉が腫れたり、膿が出たりして強い痛みを感じている。この状態まで症状が進行すると、元の状態に戻すことは困難になってしまいます。抜歯を避けられない状態になる前に、相談していただければと思います。

  • 歯周病を防ぐには、具体的にどのような方法がありますか?

    他の多くの病気と同じように予防することがとても大切です。具体的な対応策としてはハミガキをすることが基本となりますが、キレイな歯を残してあげられるように、歯に問題が無いうちから相談に来ていただき、これからどのように予防を始めたらいいかなどを相談していただきたいと思います。歯周病以外にも、歯並びや噛み合わせの異常は乳歯のうちから矯正する必要がありますので、小さいうちから一度、見せに来てほしいですね。
    中には生まれつき歯周病になりやすい可能性がある子もいます。口元を気にするようなしぐさ、くしゃみが多いなど、ちょっとしたことから歯の異常を発見できることはありますので、ワクチン接種などを受けに来られた際に、歯の検診も一緒に受けていただければと思います。