院長/北村 龍司 へのインタビュー (1/3)

豊平動物病院 いぬねこデンタルサービス 院長 北村 龍司

北村 龍司 KITAMURA RYUJI

北村 龍司 KITAMURA RYUJI

正しい治療を広く伝えることで、人と動物が楽しく暮らすためのお手伝いが出来ればと思います。

獣医療はその発展と共にその専門性を高め、現在では各分野で専門的に治療を行い活躍する獣医師も少なくない。今回お話を伺うのは豊平動物病院いぬねこデンタルサービスで院長を務める北村龍司先生。自らの経験の中でその必要性を認識し、歯科に重点を置いた診察を行っている同氏が胸に抱く歯科医療への理念、現在の動物歯科の現状、今度の展望など、存分に語っていただいた。

プロフィール

北村 龍司
  • 出身地:岡山県
所属 / 役職
  • 豊平動物病院 いぬねこデンタルサービス / 院長
趣味
  • 自転車・ドラム・ピアノ・星空観望・大工仕事
経歴
  • 酪農学園大学獣医学部卒業
  • 東京大学大学院卒業
  • 北海道大学助手
  • まえたに動物病院副院長
  • 小動物歯科認定医(レベル4 歯内治療・矯正・口腔外科)

インタビュー

  • 北村先生が歯科医療に着目するきっかけとなったのはどんな出来事でしたか?

    もう20年以上のことです。お恥ずかしい話ですが、あるワンちゃんに歯石取りの処置を行った後、飼い主さまからお𠮟りを受けたことがありました。
    この出来事が私の中にずっと引っかかっていたことで、「正しい治療とは何か」考えるきっかけとなったのです。改めて勉強してみると多くの反省点が見つかると同時に、浅はかな知識や技術では全く及ばない専門知識の必要を認識しました。人間の分野で「歯科医」が独立した存在であるのは、ちゃんと意味があるわけですね。
    「正しい治療」とは、正しい病状の判断と原則に従った治療ということです。「経験値だけでの診断や治療」は、その時うまく行ったように見えても、時間がたつと綻びが露呈してしまいます。加えて、歯と歯の周りの組織は身体の中で唯一自然治癒できない組織なので、病状を長引かせないためにも、正しい知識と治療技術は必須と言えるでしょう。

  • 現在身に付けられている技術や知識は、どちらで勉強されたのですか?

    学会(日本小動物歯科研究会)での研修を受け始めたことと、この分野での先駆者である東京のO先生から厳しい指導を受けたことがスタートでした。エビデンスに基づいた施術経験のある歯科医や歯科衛生士、口腔外科の先生からも多くの技術を教えていただき、徐々に専門性を高めた治療も可能になってきました。
    学会の研修では座学と実習を行い、その難易度に応じてレベル1からレベル4まで認定されます。特に難しいのが歯の神経を取り除く治療でアメリカではその専門医がいるほど難易度の高い処置です。

施設情報

豊平動物病院 いぬねこデンタルサービス

住所
北海道 札幌市豊平区 豊平八条12-1-3
アクセス
東豊線豊平公園駅1番から徒歩約1分
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