Mellow

高橋 美織 / オーナーインタビュー

初めに、高橋さんがドッグトレーナーを志したきっかけについてお話を聞かせてください

学生時代、アメリカで保護犬活動のボランティアをしていた頃、あるドッグビヘイビアリストの方に相談させていただいたのが、犬の行動学を交えたトレーニングの世界に触れた最初のきっかけです。
私が関わっていたのは、行き場のない子たちを新しい飼い主さまが見つかるまで自宅で預かるフォスターケアだったのですが、心のバランスを崩してしまった保護犬たちは攻撃性や怯えが強い場合が多く、吠えたり咬もうと向かってきたり…それまでインターネットや本で得た知識はまるで役に立たず、犬・人双方がストレスなく共に暮らす上でのトレーニングの重要性を痛感しました。

Mellowというお店の名前の由来はありますか

飼い主さまにも愛犬にも、気を張らずにご利用いただけるようにという願いを込めて、「まったりした」という意味の言葉を名付けました。また、Mellowには「時を経て熟す」という意味もあります。
トレーニングや訓練と聞くと、ちょっとした物々しさを感じる方もいると思うのですが、普段の生活の中で、コミュニケーションとして気軽に試していけるものなんです。愛犬とQuality Time＝充実した時間を共に過ごし、お互いにとってかけがえのないパートナーになってほしいと考えています。

高橋さんの思う、動物と暮らす事の魅力はどんなところでしょうか

何と言ったらいいのか、一言でいうのは難しいのですが(笑)
一見同じことを毎日繰り返しているようでも、いつも違う表情を見せてくれるというか、成長を感じられるところですね。生活を共にしていく中で、こころの繋がりを感じられることもあるというか、人のことをよく見てくれていて、気持ちを感じとろうとしてくれていると思うんです。

実際にトリミングを行っていて、興味深さや面白さを感じるのはどんなときでしょうか

保護犬のケアの目的で始めたトリミングですが、汚れていたりケアが行き届いていなかった子が、施術を終えたときに見せてくれるさっぱりした表情や、トリミング中にうとうとしている子の顔など、愛らしい色々な表情を見られるのは楽しいですね。

最後に、今後の目標を聞かせてください

これからも日々学ぶことを忘れず、自分が得た知識や技術をどんどん飼い主さまにシェアしていきたいです。このスタンスはずっと変えたくないと思っていて、愛犬と関わる際は、細かいところも妥協をせず、惜しみなく知識や力を注いでいきたいと思っています。