クッキーアンドマロン

オーナートリマー ／ 沼田 亮平インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

幼少の頃から動物が好きで、実家で飼っている2頭のミニチュア・ダックスフント「クッキー」と「マロン」があまりにも愛おしく、トリマーを目指す大きなきっかけになりました。そのため彼らの名前を店名に取り入れ、当時の気持ちを忘れないようにしています。
専門学校を卒業した後は、動物病院にトリマー兼動物看護師として勤務し、2019年12月に、保護犬の活動を積極的に進めるための拠点を作ろうと現在の場所で独立しました。トリミングサロンとペットホテルのサービスをご提供しながら、助けを求めている保護犬の情報発信や、里親探しを手がけています。

保護犬活動にも参加されているんですね

はい、保護犬の存在は昔から知っていましたが、大きく影響されたのは専門学校に入学してからです。私よりも大先輩の方々が劣悪な環境から次々とワンちゃんたちを救い出していると知り、また、私と同世代で積極的に参加している皆さんにも心を動かされて、この活動をもっと広げていくことに貢献したいと強く思うようになりました。
とても地道ながらも堅実な取り組みによって、悪質なブリーダーや殺処分が減少していることを、皆さんに知ってもらえたらと思います。また、里親になった方々にも「ワンちゃんをお家に迎えた後、どうしたら幸せに過ごしてもらえるか」を考えてもらい、それをサポートするのも私の大切な仕事です。

ワンちゃんの幸せのために何が必要だと考えますか

ワンちゃんが幸せに暮らすために、まずはお散歩の機会を増やしてはいかがでしょうか。人間と同じように、ワンちゃんも、ケージに入りっぱなし、家に閉じこもりっぱなし、ゴロゴロと寝転んだままではストレスが溜まってしまいます。若くて健康で活発な子なら、1日2～3時間を目安に歩かせてください。まだ幼い子やシニアのワンちゃんであれば、抱っこをして外の空気を吸わせる程度でも構いません。これだけでもワンちゃんの幸福度が変わります。もちろん、飼い主さまができる範囲で実施していただければと思います。
当店のペットホテルでも1日2回のお散歩を行っています。他の業務があるので時間は限られますが、それでも1回につき60分程度、のんびりと元荒川の河川敷を中心にお散歩しています。