ペットCLUB メルヘン金町店

店長・トリマー / 川﨑　康一インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

小さいときから家にワンちゃんがいる環境で過ごしてきました。
でも小さいときは、トリマーになりたいという気持ちは全くありませんでしたね。たまたま動物の美容学校というのがあって、当時は本当に軽い気持ちで入った気もしますが、勉強しだしてからはどんどんはまっていました。

トリマーになってみてどうですか？

この業界に入ってからの35年を振り返ると、やっぱり「辛いこともたくさんあったな」と思いますね。それでも、ワンちゃんたちと触れ合えて、1匹1匹を可愛く仕上げ、飼い主さまに喜んでいただけています。なので、辛いことと楽しいこととを天秤にかけたときに、「楽しいことのほうが多かったのではないかな」と思いますね。

トリマーになってやりがいを感じるときはどんなときですか

やっぱりトリミングが完成して、飼い主さまが喜んでくれたときですよね。
トリマーという職業は、自分が納得できるかどうかが大きいと思います。けれども100％納得できるということはありません。だから何年経っても、「もっと上手くなりたい」「もっと可愛くしてあげたい」「もっと飼い主さまに喜んでもらいたい」と思いますし、日々勉強だなと思っています。

トリマーになって一番心に残るエピソードについて教えてください

明日亡くなってしまうかもしれないというワンちゃんがいて、飼い主さまはトリミングをしてあげたいと思い、サロンを探しておられたのですが、どこのサロンさんからも断られていました。明日亡くなるかもしれない状況で、「もし亡くなるのであっても、綺麗にして送り出してあげたい」という、飼い主さまのワンちゃんを想う気持ちがすごく伝わってきたので、当店でトリミングを引き受けることにしたのです。
飼い主さまからかかりつけの獣医師さんにご連絡いただき、何かあればすぐに駆け付けていただける体制を整えてから、トリミングを行うことにしました。「何かあったら獣医師さんの所へすぐに行きますので」と伝え、トリミングを行ったのですが、飼い主さまはその間もずっと外で待っていらっしゃいました。結果的には何事もなく無事トリミングできましたが、そのワンちゃんと飼い主さまの愛情が心に刺さり、今でもとても印象に残っています。

今後の目標と飼い主さまへの一言をお願いします

今後の目標としては、このお店をもっともっとエキスパートなお店にしていって、飼い主さま全員に満足していただけるようにしていきたいですね。
飼い主さま方には、いつでも困っていることがあればお気軽にご相談いただきたいです。私たちができる範囲は限られているとは思いますけれども、やれることは何でもお手伝いさせていただきたいと思っております。