サロンドペット モンシュシュ

花上進緯稚 / オーナー・トリマーインタビュー

花上さんがトリマーを志したきっかけを教えてください

家で動物を飼ってはいましたが、仕事としてワンちゃんと密接にかかわるようになったのは当時の環境がきっかけです。
当店が開業した時代には動物を扱うお店が非常に少なく、ワンちゃんのケアを行えるお店も貴重な存在でした。しかしトリミングを含めて、ワンちゃんを家族の一員として可愛がる文化の高まりは、私も飼い主の一人として感じていたこともあり、そういったケアが出来るお店を開業するに至ったわけです。

これまでのご経験の中で、特に印象に残ってることはありますか？

う～ん…。特にありません（笑）。
というより、これまで色々なことをやってきましたが、どれも情熱を持って一生懸命取り組んできたので、全てが印象深い出来事だったように思います。
しいて言えば、初めて国内ドッグショーで審査員を務めた時のことは良く覚えています。私が25歳の時のことで、緊張で手が震えましたね（笑）。

トリマーとしてやりがいを感じるのはどんなときでしょうか

ワンちゃんをお迎えに来た飼い主さまから「わぁ！キレイになったね！」と喜んでいただけるときです。これに尽きますね。ホテルでのお預かりの際も同様ですが、お返しのときに飼い主さまが喜んで迎えに来られるところを見るのは心が温まるような気持ちです。

そういう意味で、私たちのお仕事はワンちゃんだけでなく、飼い主さまも大切にしなければいけません。当店ではそういった飼い主さまとのお付き合いは特に大切にしています。開業以来の長いお付き合いになっている飼い主さまもおられますし、2代目、3代目、長ければ4代目のワンちゃんをお連れになる方もおられますよ。

若手のトリマーの方へのメッセージはありますか？

生き物であるワンちゃんのカットを3Dで繋げていくのは難しいことで、多くの方が学校で習う内容と、実際にトリミングの現場で必要な技術は別のものであると考えています。
これからの時代を担う若手の方々には、基本的な技術をしっかり身に付けて、活躍していってほしいですね。
また、トリミングは動物業界であると同時に美容業界でもあり、若い方々には私たちにはない独特の美的センスがあるように思いますので、それぞれが持っているセンスを活かして、可愛いカットに活かしていってもらいたいですね。

花上さんの今後の目標を聞かせてください

現在このお店で行っているトリミングを、クオリティを落とすことなく提供していきたいですね。
施術そのもの以外にも、飼い主さまに何か事情があれば出来る限り対応していきたいですし、先ほどもお話ししたようにワンちゃんと飼い主さまの両方を大切にするスタンスを変えることなくやっていきたいですね。