第3回 EPARKペットライフ座談会 in タバタバ オール ザ トリミングス

第3回目のEPARKペットライフ座談会は、横浜市神奈川区にあるペットサロン、タバタバ オール ザ トリミングスで開催!
3名の愛犬家とワンちゃんにお集まりいただき、店長でトリマーの鈴木さんとともに、ワンちゃんの健康や美容のお悩みについてお話ししたほか、ペットライフのサービスについてもご意見を伺いました。
座談会の後は、手軽にオリジナル食器が作れるポーセラーツの体験教室を行い、みんなでワンちゃん用の器なども作成し、とても楽しいイベントとなりました。

参加者紹介

≪左から≫
●村田 ひろ子さん&京優(きょうゆう)くん(東京都)
トイプードルのラッキーちゃん(2歳)

●田口 悠さん(神奈川県)
ポメラニアンのポメルちゃん(4歳)

●新宅 美穂さん(神奈川県)
ボストンテリアの すずいさん(1歳)

●鈴木 智子店長

ワンちゃんの食事、みんなどうしてますか?

編集部:今回は、ワンちゃんの健康や美容についてお話を聞きたいのですが、まず健康の基本となるワンちゃんの普段の食事について、どんなことを心がけていますか?

村田さん:基本的にはドッグフードしかあげていないです。人と同じ食べものをあげると内臓に負担がかかってしまうかなと思い、なるべくあげないようにはしています。でも、たまに拾い食いをしてしまったりして、なかなか理想と現実が違うときもありますね。

田口さん:そんなに高いものではないですが、オーガニックのドッグフードをあげているのと、炊いたお米が好きなので、たまに少しだけあげています。おやつもあまりあげたくはないのですが、ワンちゃんもけっして長い寿命ではないと思うと、いい思いもさせてあげたいという気持ちもあって、お外にお出かけしたときなどにあげるようにしています。

新宅さん:うちは基本的にドッグフードなのですが、よく草を食べてしまうので、それを治すためもあって、ゆでたお野菜をあげています。

編集部:どういったものをあげていますか?

新宅さん:季節にもよるんですが、今は大根とキャベツ、ブロッコリー、あとサツマイモは大好きなのであげています。

編集部:食事についてお悩みはありますか? 新宅さんは草を食べてしまうとおっしゃっていましたが。

新宅さん:公園の芝生でゴロゴロしながら、その草をムシャムシャ食べてしまうんです。

鈴木さん:クセもあると思うんですが、土からミネラルを取ろうとして食べている可能性がありますね。なので、野菜をゆでるときに、お塩をちょっとだけ入れるといいかもしれないです。

編集部:身体が欲しているから、食べてしまうんですね。田口さんは何かありますか?

田口さん:小さいときから早食いで、病院の先生にも相談したんですが、なかなか治らないんです。

新宅さん:うちも食べるのが早いんですけど、半分は普通にあげて、半分はコングに詰めて、器に置いておいてあげると、必死になってコングの中から出そうとするので、運動しながら食べられるし、そんなに早くも食べないんですよ。

田口さん:そうなんですね! ぜひやってみます。

編集部:ひと工夫入れるといいんですね。村田さんはいかがですか?

村田さん:あんまり食へのこだわりが少ないのですが、同じドッグフードをずっとあげていると食べなくなってしまうことがあるので、ちょっと変えてみたりはしています。

健康で気を付けていること

編集部:食事のほかに、ワンちゃんの健康で気を付けていることはありますか?

田口さん:うちの子はお家が大好きで、お散歩も2日に1回で十分なので、その分、お家の中でもおもちゃを使って走らせていますね。太ると健康診断で引っかかってしまうので。

編集部:普段から動物病院は行かれますか?

田口さん:月に1回は行っています。そのときは触診がメインで、しっかりした健康診断は、ノミ・ダニやフィラリア予防の時期に合わせて年1回やってもらっています。

新宅さん:うちも、飼い始めたばかりでわからないことも多いので、病院にはよく行ってしまっています。ボストンテリアは皮膚が弱いから気を付けてと言われました。

鈴木さん:とても乾いた気候で生まれた犬種ですので、日本の気候に合いづらい体質なんですね。

編集部:どういうことに気を付ければいいですか?

鈴木さん:やはり普段から湿気には気を付けたほうがいいですね。

編集部:村田さんは普段気を付けている点については、いかがですか?

村田さん:飼い始めて1歳くらいまでは不安が多くて、ちょっとしたことでも病院に相談に行っていたんです。でも、ほかの飼い主さんたちから「すごく元気そうだね」と褒めてくださることも多くなったので、「うちの子は丈夫なのかな」と思って、最近では年1回、予防注射のタイミングで一緒に診てもらうようにしています。

美容について質問してみよう!

編集部:せっかくですので、美容について何か疑問や質問はありますか?

村田さん:毛の色が退色してきているんですが、止めることはできますか?

鈴木さん:う~ん、ブラウン系の犬種の子たちは、どうしてもだんだん退色してきてしまうので難しいんです。エサで少し色を戻すこともたまにできることもありますが、全員に効果が出るとは限らなくて。どうしても年齢の問題はあるので、自然に任せた方がいいかもしれません。

編集部:田口さんはいかがですか?

田口さん:本当はもうちょっと毛を整えたいんですが、獣医さんから「ポメラニアンの毛は一度切ってしまうと、毛並みが変わってしまう」と聞いて、この毛並みが戻ってこないと思うと、なかなか切れないんです。

鈴木さん:ハサミで毛先だけをちょっと切ってもらうのであれば、スッキリしますし、そこまで影響はないですよ。年齢が上がってくると、毛玉になりやすくなって、お手入れが大変になってくるので気を付けてください。ぜひ2日に1回くらいはブラッシングをやっていただいて、お肌に刺激を与えることでフケがなくなったり、肌の状態もすごく良くなったりします。

編集部:新宅さんはいかがですか?

新宅さん:サロンでよくシャンプーやハーブパックをしてもらうんですけど、帰ってきたらまたものすごいフケが出てるんです。フケを止めることはできますか?

鈴木さん:1ヵ月ぐらい、週に1回ほどの頻度でマイクロバブルなどでフケが出ないぐらい洗ってください。きれいな状態にしてから豚毛のブラシで毎日ブラッシングすると、だいぶ良くなると思います。どうしても食べ物の関係でフケが出やすいということもあるんですが、肌を強くしていけばいいと思います。できれば寒くした方がいいです。

編集部:豚毛はどういう点が良いのですか?

鈴木さん:普通のものより毛が細かくて堅いんです。ボストンテリアのような犬種は毛が短いので、この堅さで肌を刺激して強くするといいです。幅が広いものを使うといいですね。ポメルちゃんとラッキーちゃんはスリッカーブラシで大丈夫です。

新宅さん:いつもはゴムの小さいものを使っていました。聞かないとわからない情報でしたね。

編集部:普段、健康や美容の疑問はどなたに相談されていますか?

新宅さん:ワンちゃんを飼っているお友達に聞くことが多いですね。相談すると、そのさらにお友達に聞いてくれて情報が入ってくることが多いです。

田口さん:私は病院で相談しています。ネットの情報もどこまでが本当かわからないこともあるので。けっこう信じちゃうんですが(笑)。

村田さん:私も新宅さんと同じで、お友達に聞くことが多いですね。聞いたうえで、この子に合っているかどうかを判断しています。