Ludia poodles（大阪市）／竜田裕美子オーナーへのインタビュー（2/3）

インタビュー

• 竜田さんご自身のトリミングのスタイルについて、施術の際のポイントや意識していることはどんな点でしょうか？

  一番意識していることはワンちゃんをトリミング嫌いにさせないことですね。ワンちゃんを一度トリミング嫌いにさせてしまうと、次回以降のトリミングが非常に困難です。ワンちゃんにとって正直トリミングは楽しいものではありません。しかし苦痛なものでもありません。そして犬の学習能力は非常に高いです。トリミングひとつひとつの工程が苦痛なく終わり、結果すごく褒めて貰えたら、段々と協力的になってくれます。
  当サロンではワンちゃんに無理な姿勢をさせないよう、その仔に応じた骨格、体型を意識してトリミングを心掛けています。個々に応じてどんな作業が苦手なのかをしっかりと見極めた上でトリミングを実施していますので、ほとんどの子が大人しく施術を受けてくれます。

• お肌が弱いワンちゃんに気をつけていることはありますか？

  アレルギーなど、様々な肌トラブルを抱えた愛犬に対してトリミングを実施することがあります。その際、バリカンの角度やバリカン負けしにくい素材の替刃の使用、お湯やドライヤーの温度などの対応を実施している他、シャンプーに関しても豊富なシャンプー剤から愛犬の毛質やお肌の状態に合わせて最適なものを選定しています。もちろん、飼い主さまからの持ち込みにも対応していますので、お悩みがある方は相談していただきたいですね。

• 皮膚の状態の他に、普段の暮らしの中でのケアについて注意するべきはどんな点でしょうか？

  愛犬の日頃のケアについては、口腔内ケアとフード、お手入れについてお伝えしたいと思います。まずは口腔内ケアについてですが、できればこまめに歯ブラシを使ってケアしてあげることをおすすめします。柔らかめの歯ブラシを使用して、ただ歯に当てるだけでも効果はあります。
  フードに関して意識していただきたいことは、パピーから身体のことを考えたフードを選定してあげてほしいです。シニアになったときに獣医師にかかる頻度が必ず違ってきます。ブリーダー目線からみてのご提案が出来ます。
  また、日頃のお手入れの必要な犬種がいます。コートを長く伸ばしている子やプードルなどは、被毛が縺れないようにブラッシングが必要です。縺れるとトリミング時に時間が掛り愛犬自身にも大きな負担が掛るので、トリミング嫌いになる要素になりかねません。
  日頃のお手入れの頻度に応じたスタイルやお手入れの仕方についても、ぜひご相談ください。