ペットケアステーション大阪（大阪府）杉原 真理へのインタビュー（1/3）

インタビュー

• 杉原さんが初めて動物に関わったのはいつでしょうか

  私は今まで生き物と暮らしたことがなかったのですが、主人がある日「ペットを飼いたい」と発した一言でハムスターを飼い始めましたことが全ての始まりでしたね。そこから徐々に動物の可愛さに目覚め、次に飼い始めたのがネコのポッキーでした。
  ポッキーは生後半年でガンと診断され、治療法は皆無と言われ絶望的でした。「なんで何もできないの…」と嘆く日々のなかで、治療法や症状について少しでも知りたいという思いから動物看護士になろうと決意し、専門学校で動物看護士の資格を取得しました。そこから動物病院で動物看護士として勤務を始めました。

• 動物看護士として働き始めてから杉原さんの生活で何か変化はありましたか

  動物病院で働いていると、ワンちゃんと接する機会が非常に多いのですよ。愛嬌のある姿を目にする度にワンちゃんと生活をしてみたいなと思い始め、里親募集サイトでジャーマンシェパードのエバと出会いました。エバはとてもお利口さんで、直ぐにうちの家族の一員として溶け込みましたね。
  動物病院での仕事はとてもやりがいがあり楽しかったのですが、帰宅時間が遅いことで家族とすれ違う日々が多くなったことから、知人の紹介で介護施設の事務員として働き始めました。

• 動物との関わりから一転、人間の介護に関わるようになったのですね

  そうですね、介護施設で働き始めるとヘルパーさんと話す機会が増えていったのですが、次第にヘルパーの仕事に興味を示すようになりました。そこからヘルパー2級の資格を取得し、事務員から現場で働くようになり様々な経験を重ねました。次第にヘルパーさんをまとめるサービス提供責任者まで上り詰めましたが、更なるスキルアップをしたいという思いから有料老人ホームへ転職をして介護の仕事を続けていました。

• そこから何故老犬介護に興味を持ち始めたのですか

  愛犬エバが9歳になったときに「大型犬も動けなくなったら介護は必要になるのだろうか」と、ふと不安に思うようになりました。「人間も年を取ると介護が必要になる、じゃ犬はどうなるの？」って疑問に感じ、それをきっかけに老犬介護に関する情報を集めて勉強するようになりましたね。

• そこからペットケアステーション大阪の土台が形成されていくのですね

  そうですね。飼い主さまがワンちゃんやネコちゃんとの老後を少しでも楽しく過ごせるお手伝いができればと思い、動物取扱責任者を取得後、人間の介護の仕事を辞めてワンちゃんネコちゃんの介護を始めとした、ペットホテルやトリミングなどの総合サービスを受け持つ「ペットケアステーション大阪」を立ち上げました。