オーナー/井川 真由美 へのインタビュー(2/3)

DOG PORT オーナー/井川 真由美

井川 真由美IKAWA MAYUMI

愛を持って接することが何よりも1番大切

神戸市の中心地である中央区で愛され続けている1軒のトリミングサロンがある。それが『DOG PORT』である。人見知りや犬が苦手なワンちゃんであっても、DOG PORTに来れば安心して身を委ねてくれる。なかには、リラックスしすぎていびきをかいて眠ってしまうワンちゃんがいるくらいだ。 「ワンちゃんには、笑顔で愛情たっぷりかけてあげることが大切です」と話すオーナーの井川さんは、常にワンちゃんのことを1番に考え、ワンちゃんの健康保持と増進のために様々なリラックスメニューを展開している。そんな井川さんにトリマーになろうと思った経緯から、ワンちゃんとの接し方で大切なことは何かを詳しく伺った。

インタビュー

  • 井川さんにとってトリミング時に気を付けていることやモットーなどはありますか

    気を付けていることは沢山あります。飼い主さまにとって愛犬は大事な家族の一員ですので、お預かりするに当たっては常に細心の注意を取りながら対応をしています。 店内の温度管理は勿論のこと、ワンちゃんたちが緊張しないようにするための雰囲気づくり、香り、清潔さなどの環境にも常に気を配っています。また、それぞれのワンちゃんの性格やトラウマなども理解して臨機応変に対応しています。そして何よりも愛情いっぱいで笑顔を絶やさず話しかけていますね。怒鳴ったり、ましてや叩いたりするなんて論外ですし、どんな大変なワンちゃんであってもいつかは心が通じ合うものです。時間はかかりますが、暴力や威圧することで言うことを聞かせるのは間違っていますからね。いつも楽しく笑顔でワンちゃんに接することが何よりも大切だと思っています。

  • 井川さんは、ワンちゃんの癒しの為に様々な資格を所持されていらっしゃるそうですが、“ワンちゃんの癒し”についてのお考えをご教示いただけますか

    どんなに色々な勉強をして知識を付けたとしても、それがワンちゃんに伝わらなければ結局癒しにはならないと思うんですよね。言語を学ぶのと同じで、あくまでも伝達させる手段でしかないので、まず大事なことはどんな生き物に対しても愛情をしっかり持って伝えることが何よりも1番大事ではないかと思っています。 沢山免許や資格があるからといって素晴らしいのではなく、あくまでもクオリティを上げる手段として1番大事なのはやっぱりワンちゃんと向き合う『心』だと思っています。

  • ワンちゃんのために日ごろ行って欲しいことはありますか

    よく「あれもしなきゃ、これもしなきゃ!」と、本やネットで書いてあることを取り入れようと頑張っている飼い主さまがいらっしゃいますが、そんなに難しく考えないでとにかく毎日笑顔で過ごすことが何よりも幸せに過ごせる1番の近道ではないかと思います。 ワンちゃんやその他の動物たちは、飼い主さまが思っている以上によく観察をしています。言葉を話すことはできませんが、飼い主さまのちょっとした変化にも気付いています。だからこそ、ワンちゃんが幸せな日々を過ごすためには、まずは飼い主さまが幸せでいること、そして笑顔でいることが大切です。

  • 「笑う門には福来る」って言葉もありますものね。ワンちゃんには常に笑顔で接することが何よりも大切にして欲しいということですね

    そうですね。笑顔で「今日も1日ありがとう」と感謝を言葉に出して伝えてあげると更に良いですね。また、テレビを見ながらでもいいですし、本を読みながらでも構いませんので、ワンちゃんの体をやさしく撫でるなどのスキンシップを取って欲しいなと思います。撫でるだけでリンパは流れますので、シニアのワンちゃんなら免疫力が上がる効果が期待できますし、何よりも大好きな飼い主さまに撫でてもらえることはワンちゃんにとって最高にうれしいことだと思いますよ。