OCEAN DOG（神奈川県）穂積 夏海へのインタビュー（1/3）

インタビュー

• 本日は何卒宜しくお願いいたします。それではまず初めに、穗積さんがトリマーを目指そうと思ったきっかけをお聞かせください。

  高校生のときに進路選択を促す一環として、色々な専門学校や大学が来校して説明会を行う日があったんです。各学校が教室ごとに分かれていて、そのなかにトリミング学校の方々がワンちゃんを連れて来ていました。幼い頃に雑種犬を飼っていて、ワンちゃんは昔から身近な存在でしたので、その学校のお話を聞きにいったんです。お話を聞くうちに徐々に興味が湧き、「トリマーのお仕事も良いかもしれない」と思ったのが最初のきっかけでした。
  今ではトリマーのお仕事が、自分にとっての天職だと感じています。

• ご自身の店舗を開業しようと思ったのは、どういったタイミングだったのでしょうか。

  トリミング学校を卒業後は動物病院に勤め、その後もいくつかの店舗で技術を学びました。最後に勤務していたサロンが閉店する事になり、それを機に「自分のお店を始めてみよう」と思ったんです。そこで使用していた施術機器を譲っていただけたので、開業するときは随分助かりました。

• 西海岸風の爽やかな外装・内装が特徴ですが、何かコンセプトがあったのでしょうか。

  開業するにあたって、まず初めに店名が決まったんです。「OCEANDOGにしよう」と、自然と頭の中に浮かんできました。私の名前が夏海で、尚且つ海が好きという事もあったかもしれません。店名が先に決まって、それに沿って内装・外装を決めました。
  ロゴマークも自分でデザインしたんですよ。飼い主さまからもご好評で、今では凄く気に入っています。

• ありがとうございます。では、穂積さんがトリマーとしていつも心掛けている事をお聞かせください。

  トリミングで可愛く綺麗にする事はもちろん、「トリマーとしてワンちゃんの為に何が出来るか、どうしたらワンちゃんが日々快適に過ごせるか」という事を常に考えています。
  ワンちゃんのプロとしてお仕事させていただいていますので、言葉を話せない彼らと飼い主さまの懸け橋となれるよう注力し、充実した日々を送っていただけるようお手伝いしていきたいです。
  トリミングをしていると、ワンちゃんの心身の状態がよく分かります。爪切りを嫌がる様子１つ取っても、「爪が痛いのか、足が痛いのか、それとも何か別の理由があるのか」しっかりと見極めて、飼い主さまにお伝えするようにしています。病気の早期発見・治療に繋げられるだけでなく、トリミング中の様子を知っていただく事で、飼い主さまに愛犬の事をより理解していただける機会にもなります。こうした取り組みによって、快適に暮らせるワンちゃんたちが少しでも増えればいいなと思います。