102 dogsalon

◇梅沢伸也 / オーナー・トリマーインタビュー

初めに、梅沢さんがトリマーを志したきっかけについてお話を聞かせてください

初めて家族に迎えたワンちゃんとの出会いが直接のきっかけです。たしか、22歳の頃です。それまで別業種に身を置いていたのですが、その出会いがきっかけになり動物業界に興味が湧いたんです。
その後ペットシッターやトレーナーを入り口に勉強を始め、最終的にトリマーの道を選びました。自分の性格を考えてみても、職人肌な側面もあるトリマーの仕事は性に合っていると思っています（笑）。

これまでのご経験の中で、特に印象に残っていることはありますか？

まだトリミングの勉強を初めて一年目の頃、研修に行かせていただいていたトリミングサロンの方から、カットコンテストの出陳に誘われたんです。その頃はやっとカットが形になり始めたような段階だったのですが、自分にできることを精一杯やろうと思い出陳し、結果的にすごく悔しい思いをしたんです。

他のトップトリマーの方の技術やワンちゃんの扱いを目の当たりにして感じることもありましたし、その時の悔しさは今でも、自分の技術を高めていくうえでの原動力になっています。

梅沢さんの思う、トリミングの興味深いところはどんなところでしょうか。

技術を磨くことに終わりはないというところですね。追求すれば追求した分だけ新しい技術を身に付けられ、ワンちゃんに合わせた細かなディティールを再現することも出来るようになります。
最近感じていることなのですが、全国のトリマーの方々の中には王道から大きく離れた方法で素晴らしいトリミングを行う方もおられます。そのようにカットについての新しい常識が生まれてきているという感覚があり、まだまだ新しい発見はあると思えるのは、魅力的な要素の一つだと思います。

それでは、梅沢さんの思うワンちゃんの魅力を教えて下さい

一言で言うと、癒しですよね（笑）。
それと、ワンちゃんの扱いに慣れている私たちトリマーからしても100％言うことを聞いてくれるわけではなく、言葉が通じるわけではありません。そこでうまく意思を疎通させていこうとしていると、ワンちゃんのいろんな感情が見えてくるんです。
トリミングを行っていると、ワンちゃんの表情や喜怒哀楽を敏感に感じていると思います。

最後に、梅沢さんの今後の目標を聞かせて下さい

102 dogsalon はオープンして間もないお店ですのでまだまだ課題はありますが、将来的にはお店を増やして、より多くのワンちゃんと飼い主さまへ充実したトリミングをお届けできるようにしていくことが目標です。加えて、この近辺の飼い主さま方が集まって交流が出来るような場所にしていきたいと思っており、そういった環境の中で皆さまと長い付き合いをしていければと思っています。
また、後進のトリマーの皆さんにもやりがいを持って腕を振るってもらえる環境を整えて、このお店から良いトリマーを輩出できるようにしていきたいです。