DOGGY TAIL

オーナートリマー ／ 知名 健太インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

小学校の頃はずっと「生き物係」を務めていたほど、動物好きの子どもでした。家の事情でワンちゃんを飼うことはできなかったのですが、トリミングサロンに勤めていた妻と知り合ってからトリマーという仕事に興味を惹かれ、この世界に入りました。
それまでは介護施設の相談員を務めていました。今でも受付で飼い主さまとお話しさせていただくときには、相談員の頃の経験が活かされています。

お仕事するなかでやりがいを感じる瞬間はどんなときですか

ワンちゃんは動物病院を受診する機会よりも、トリミングサロンを訪れる回数の方が多いですよね。ご自宅での様子を伺う際やトリミングの最中に、病気の徴候に気付き、飼い主さまに受診をおすすめすることもあります。それがワンちゃんの健康を守る結果に繋がったときは嬉しいですね。

施術中にいつも心掛けていることはありますか

トリミングの際には、よくワンちゃんに話しかけています。「可愛いね～」といった単なる声かけではなく、友だちや家族と話しているような、自然な会話を心掛けています。
来店したときにいつもと様子が違っていたので、「今日はお家で何かあったの」とワンちゃんに話しかけたりしていて、あとで飼い主さまに伺ったら、サロンへ出かける前に叱られたばかりだったということもありました。もちろん、ワンちゃんから返事が返ってくるわけではありませんが、話しかけると耳を立てて聞いていてくれます。そうしたやりとりを重ねる中で、ワンちゃんが喜んで来てくれるお店になっていければと思いながら、日々トリミングにあたっています。

今後の目標について教えてください

カフェやパン屋さん、レストラン、ワンちゃんのお洋服のお店などが揃った、飼い主さまとワンちゃんのための「モール」を作りたいという夢を持っています。
2019年にはその前段階となる屋外イベントを実施しました。人気のベーグル店を招いたり、ワンちゃんの顔を描くフェイスペイントを実施したりするなかで、私たちは「ワンちゃんの相談所」を開いて、飼い主さまのお悩みを聞かせてもらいました。夢の実現に向けて、これからも新しい取り組みを続けていきたいと考えています。