dog salon mischief

山岡沙織インタビュー

トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください

子供の頃からいきものが大好きだったので、将来は動物とかかわる仕事がしたいと思っていました。小学校の卒業時の将来の夢は『獣医さん』でしたが、その後テレビ番組でトリマーという職業があると知り「これだ！」と思い、それから私の将来の夢はトリマーになりました。高校卒業後は、周囲に大学進学も進められましたが、迷わずトリマーの専門学校を選びました。

トリマーになってやりがいを感じるのはどんなときですか

私はわんちゃんが大好きなので、毎日沢山のわんちゃんと接することができるだけでとても幸せです。
一頭一頭様々な性格のわんちゃんがいて、中にはすごく緊張して震えてしまう子、怖くて固まってしまう子、不安から噛みついてしまう子もいます。そんな子達とゆっくり時間をかけて心を通わせ、心をゆるしてくれたり、お店の中で寛いでくれたりする姿を見られることが今のやりがいです。
又、そんなわんちゃんの姿を見て飼い主さまも安心して大切な家族をお預けいただけることで、お迎えにいらした時に『かわいくなったね！』とわんちゃんを抱きしめ『ありがとう』と言っていただける時に一番のやりがいを感じます。

お店のこだわりはなんですか

わんちゃんに優しいトリミングは勿論のこと、詰め込み予約をしないこと、流れ作業にしないことにこだわっています。
お客様一人一人に余裕を持った時間を確保することで、飼い主さまの小さな悩みにも耳を傾け、わんちゃんの心の声に耳を傾け、ただシャンプーしてきれいにするだけでなく、わんちゃんと飼い主さまの日々のハッピーのお手伝いができるサロンであることを念頭にサロンワークをしています。
その中でわんちゃんを中心に飼い主さまとしっかりとした信頼関係を築いていくことで、飼い主さまが安心してお店に来ていたき、そんな飼い主さまの様子にわんちゃんもさらにリラックスすることができる、という相乗効果が生まれるお店作りをしています。
そうして関係を築いていくうちに、わんちゃんにサロンに来るのがたのしい！！と思ってくれたら、と日々思っています。
飼い主さまから、散歩で通りかかっただけなのに嬉しそうに入りだかるのよ、というお声をいただくととても嬉しいです。

今後の目標やビジョンについて教えてください

トリマーとして、ご来店いただくわんちゃんの“生涯担当”であり続けるとというのをひとつの目標にしています。
我が家の愛犬も目も耳も不自由な老犬です。淋しいことですが、犬は人間の何倍ものスピードで老いていきます。
最近では様々な理由から年齢制限をもうけているサロン様も多いと聞きますが、そのわんちゃんが若い頃から体に触れている担当トリマーだからこそ、老いにより不安を抱えたわんちゃんや飼い主さまの心とからだに寄り添えるのではないかと考えています。
又、プライベートで保護犬のボランティアトリミングを時々させていただく中で、棄てられてしまうわんちゃんなどペットブームと呼ばれるものの裏側に触れ、終世飼育や迷子札の周知などもトリマーに課された大切な役割と感じていますので、そういった事への啓蒙も合わせて行っていけたらと思っています。