DOG TAIL

オーナー：松永　利枝インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

大きなきっかけは、私が飼っていたワンちゃんたちを自分でケアしたい、と思ったことです。
家族も動物が好きで、生まれたときから動物に囲まれた環境で育ちました。
自分で初めて犬を飼ったのは、犬を保護したことが始まりでした。大々的に保護活動はしておりませんでしたが、その後、「保護犬を飼っている」という情報が広まり、「噛んで手に負えないから」と持って来られる方や、私の住んでいたマンションの扉に括られていた子もいました。
最初は付き合いのあったトリミングサロンやペットショップでその子たちをトリミングしてもらっていましたが、頭数も増え限度もあり、トリミングに連れて行くことが困難になった時に、「自分でトリミングしよう」と思い、働きながら学校に通ってトリマーになりました。

トリマーになってやりがいを感じるときはどんなときですか

その子に合ったカットができたときですね。かわいく仕上がったときや、飼い主さまが喜んでくださったときはやりがいを感じます。

トリマーになって一番心に残るエピソードについて教えてください

７歳くらいから担当していたあるワンちゃんを、亡くなる１週間前にキレイにしてあげられたことですね。
段々と年を取って体調が悪くなってきてからもトリミングしてあげたいと思い、気圧の変化なども考慮しながら飼い主さまと入念に相談していました。最後にきれいにした1週間後に亡くなったのですが、その後もお礼にきてくださったことが心に残っていますね。自分も一飼い主なので最後はやっぱりキレイにしてあげたいと思っています。

今後の目標について教えてください

ワンちゃんが主役のお店なので、これからも、開店当初から掲げている「ワンコ第一」でありたいです。
また、トレーニングについてや、犬の出産、痴ほう症も含めた介護について、過去の経験を活かして、その子に応じた方法でいくつか選択肢を出しながらアドバイスもさせていただきたいと思っています。