NINE BASE

トリマー ／ 横田 奈央インタビュー

トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください

私が子どものころから実家ではワンちゃんを飼っていましたので、自然にワンちゃんに関わる仕事をしたいと思うようになりました。高校を卒業して動物関係の専門学校に進学したのですが、その専門学校ではトリミングはもちろん、ワンちゃんへのしつけや看護などを総合的に学ぶことができました。専門学校在学中にトリマーという仕事を意識したのはトリミングの実習の時間だったように思います。最初は汚れていたワンちゃんがトリミングによって徐々にきれいになっていく様子は、見ていてとても楽しかったことを覚えています。「ワンちゃんをきれいにすることで、飼い主さまに直接喜んでもらうことができるトリマーという仕事をずっとやっていきたい」と、このときに思いました。

トリマーになってやりがいを感じるのはどのようなときですか

私はトリマーになって10年以上経ちますが、今でも飼い主さまに喜んでもらえた瞬間が一番嬉しいです。ワンちゃんをきれいに仕上げることができ、そのワンちゃんをお返しする際に飼い主さまが嬉しそうに「かわいくなったね」と声をかけてあげている様子を見たときには「この仕事をやっていてよかったな」と毎回思います。

印象的な思い出や出来事など心に残るエピソードはありますか

以前働いていたペットサロンで長く担当していたワンちゃんが、亡くなってしまったことがありました。もちろん亡くなったことはとても悲しいことだったのですが、その後飼い主さまから丁寧なお手紙をいただきました。お手紙には担当していた私への感謝の言葉が綴られ、最後には「きれいなまま最期を迎えることができてよかった」という言葉が書かれていました。一般的にはこのような手紙はペットサロン宛てに届くことが多いのですが、このときは私個人宛てに届いたこともあり、とても印象に残っています。

今後の目標やビジョンについて教えてください

まずは当サロンのことを、もっとたくさんの飼い主さまに知っていただきたいですね。そのために、今後はSNSによる発信なども積極的に行っていく予定です。