ペットサロン ル・シアン

オーナー ／ 麻生インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

小さいころからとにかく動物が大好きで、将来の夢はテレビで見た動物王国で働くことか、動物のお医者さんになることのどちらかで、小学生のときには「大人になったら王国で働かせてください」と手紙を書いたこともあるほどです。でもある時、獣医になるのはとても難しいことがわかり…、別の道を探してトリマーという職業を知ったんです。それからは本を買い漁って調べ、「これなら手に職をつけられる、食べていける」と思い、トリマー目指して頑張りました。

やりがいを感じるのはどのようなときですか

飼い主さまから「ありがとう」と言っていただけたときです。ワンちゃん、ネコちゃんの幸せを願って、ときには飼い主さまのしつけの仕方、ごはんの与え方などにお節介ながら注意をさせていただくこともございます。そんなときに、「麻生さんにあえてよかった、ありがとう」なんてお声をいただけると、とても光栄で嬉しくて、日常のこともすべて報われるような気持ちになりますね。

心に残っているエピソードはありますか

以前販売していた、サモエドという大型犬の子犬のことが心に残っています。ずっと下痢をしていたので病院に行ったところ、すい臓に先天的な病気があり治らないことが分かり、悩んだ末に私のもとで育てることにしました。
名前もつけ可愛がっていたある日、「このワンちゃん、売っていますか」とたずねる女性が現れたんです。先天性の病気があること、治らないこと、そのため私が飼うことにしたことなど、すべてお話したのですが、その女性は何度も足を運んでくださり、最後には「この子を引き取らせてください」とおっしゃってくださったんです。
その子は無事に引き取られていきましたが、まるでお嫁に出すような気分でした（笑）今でも時々元気な顔を見せに来てくれて、良い方に巡り会えて良かったと心が熱くなります。

今後の目標、ビジョンについて教えてください

私は獣医ではありませんが、「赤ひげ先生」のように、困ったときに限らずいつでも相談できる、オールマイティーにアドバイスできる存在を目指しています。多くの飼い主さまに「今日は用事はないけど、ちょっと顔を見たかったのよ」といっていただけるよう、ワンちゃん、ネコちゃんの一生を誠心誠意サポートさせていただきます。