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オーナー、トリマー ／ 中村志保インタビュー

トリマーを志したきっかけがあれば教えてください。

小さいころから家にワンちゃんがいて、ワンちゃんが好きだったということに尽きます。高校までは一生懸命になれるものがなく、初めて打ち込めたものがトリミングでした。

ジャパンケネルクラブや米国ラスベガスでのコンテストで優勝を重ねられていますが、何が力になりましたか？

ペット専門学校で、はじめは劣等生だったのですが、次第にカットが楽しくなってひたすら練習に打ち込み、高度学科に進んだ3年時には、プードルのショークリップ(ショーに出るときのトリミングスタイル)に取り組みました。また、卒業後はトリミングサロン兼ブリーダー、プロハンドラーのお店で6年間働いていました。専門学校やこの修業時代に技術の基本をしっかり身に着けたことが大きかったと思います。

トリマーになって、ワンちゃんに対する気持ちは変わりましたか？

大会でいい成績を挙げられたのも、ワンちゃんが頑張って練習に付き合ってくれたからだと思うようになりました。その感謝の気持ちを、トリミングで接するすべてのワンちゃんに注いであげたいと考えています。今では、トリマーは天職だと思っています。

将来の夢や今後の展望があれば教えてください。

今は自宅でやっていますが、広い店舗を借りたいですね。金沢は雨が多いので、屋根付きのドッグランを備えたものを考えています。そして、私自身の体験を通して、人間は成長できるということを、トリマーを目指す人やトリマーさんに伝えたいとも思っています。もちろんトリミングの基本もしっかり教えて、これからも人材育成に取り組みたいですね。