ドッグサロン CORNER(出張専門)

オーナートリマー ／ 御角 可奈子インタビュー

トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください

もともと動物が好きで「動物関係の仕事に就きたい」という想いから、畜産・酪農系の大学に進学しました。大学のサークル活動を通じて知り合った方がトリマーをしており、お話を聞けば聞くほどトリミングを仕事にしたいという気持ちが強くなり、トリミングスクールに入ることを決意しました。

どういうサロンにしていきたいとお考えですか

暴れたり噛みついたりするワンちゃんをスムーズにトリミングできるよう、現在「ハズバンダリ」という「徐々に慣れさせていく方法」を勉強しています。
暴れるからと言ってお手入れが不要になるわけではありません。また、「暴れるから口輪をつけて押さえつけて」という方法ではワンちゃんにとってはストレス以外の何物でもなく、余計に暴れることでしょう。早く技術を習得して、お困りの飼い主さまとワンちゃんをサポートしてあげられるサロンになりたいですね。

「ハズバンダリ」を学ぼうと思われたきっかけは何だったのでしょうか

我が家には5歳になってからうちの子になったワンちゃんがいます。親戚が飼えなくなってしまった子を引き取ったのですが、最初の数日は少し気持ちが不安定でした。今はとても良い子なのですが、当初は我々に対しても怖がったり噛んだりしていました。
今でも慣れない場所（動物病院やトリミングサロン）では「何かされるかもしれない」という気持ちから攻撃的になるようです。一度動物病院で看護師さんを噛んでしまったことがあり、とてもショックでした。「このままではいけない」と思い、すぐにトレーナーの先生を探してお世話になったのですが、私が開業するにあたってその先生から「サロンでもハズバンダリを取り入れてはどうか」と教えていただいたのです。
私は噛んだり暴れたりしてしまうワンちゃんと暮らす飼い主さまのお気持ちがよくわかります。「そういうナイーブな子達もきれいにしてあげたい」という想いで勉強を進めています。