DOGLIFE

オーナートリマー ／ 譚 聡健インタビュー

トリマーになったきっかけを教えてください

幼い頃から動物が好きで、高校で進路を決める際にも「動物に携わる仕事をしよう」と思っていました。いろいろな専門学校が紹介されている本を手にしたとき、たまたま開いたページにトリミングの専門学校が掲載されていて、それを見てトリマーという仕事に関心を持ったのがきっかけです。
専門学校を卒業後は、勉強を兼ねて都内のサロンで5年間ほど勤務し、2015年に独立して現在の店舗を構えました。ありがたいことに、ご利用していただいた飼い主さまがお知り合いをご紹介してくれることも多く、オープン当初から長いお付き合いの飼い主さま、ワンちゃんも多いです。

ワンちゃんへの接し方で心掛けていることはありますか

私は基本的に、ワンちゃんに話しかけたり、抱っこをしたりしません。もちろん「フリースペースで他の子とけんかをしていないか」「健康面で問題はないか」などには常に目を光らせますが、人間が過度に甘やかさないことも大事なしつけだと考えるからです。例えば「吠えたら抱っこをしてなだめる」「鳴いたらボールで遊んであげる」という対応では、「吠えれば抱いてもらえる」「鳴けば遊んでもらえる」という認識につながりかねないのです。
また、トリミング時にはワンちゃんに伏せやお座りの姿勢をキープしてもらい、その間に私は何も施術を行わず「人は怖くない。じっとしていても大丈夫」と学ばせます。反復が必要ですが、やがて他の人への信頼度も高まり、ペットホテルや動物病院の利用も円滑になりやすいです。

今後の目標について教えてください

現在はビルの3階にあるので、いずれは飼い主さま方に分かりやすいよう、どこかの1階で店舗を構えられればと思います。とはいえ今は飼い主さまにもワンちゃんにも恵まれているので、この地域からは離れたくありません。
これからも、飼い主さまとワンちゃんと長いお付き合いができるようなトリミング、ペットホテルサービスの提供に努めていきたいと思います。