犬の美容室 わんずくらぶ

◇オーナー／出口雅恵インタビュー

トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください

幼い頃からいつも家庭内にワンちゃんがいる環境だったこともあり、根っからの動物好きなんです。
今から30年前はまだトリマーという職業が一般的ではなく、私自身も知りませんでした。ですから、「トリマー」という職業があることを知った時は嬉しい衝撃を受けました。両親も自営業で、幼い頃から大人になったらなにかしら自分でお店を持ちたいと思っていましたので、トリマーになってサロンをオープンすることが目標になりました。

まだトリマーが知られていない時代に、ご苦労があったのではありませんか

トリミングスクールを探し始めたところ、まず四国にはトリマーを育成する学校がなくて苦労致しました。辛抱強く探していたら香川県の高松市にスクールを見つけたので入学を決め、毎朝高知から電車で高松まで通いました。しかし交通費も馬鹿にならず、一旦高松に住んで資格を取得。その後トリマーの修行を積み、地元でもある高知市内に戻ってきてトリミングサロンを開業するに至りました。トリマーを目指してから今まで何だかあっという間です（笑）

どんな時にやりがいを感じますか

言葉こそ話せませんが、カットが終わった後ワンちゃん自身が嬉しいと思っているのが態度から伝わってきた時に、なんとも言えない充実感がこみ上げてきます。その後飼い主さまがワンちゃんを迎えにきて笑顔になると、更にワンちゃんも嬉しさいっぱいの反応になるんです。一緒に喜んでいる姿を見るとやりがいを感じますね。
この仕事をはじめて25年、ワンちゃんの寿命より長いので、常連のお客さまが二代目・三代目のワンちゃんと一緒に私のお店を訪れてくださった時の嬉しさはひとしお。この仕事をしていて本当に良かったと心から思います。

お仕事の際に意識していること？

お客さまのニーズをしっかり把握することでしょうか。スタイリングのご要望はもちろん仕上がり時間の希望など飼い主さまとワンちゃんが一番ハッピーになるようご対応させていただきます。また最新のトリミング技術で質の高いトリミングを常に提供していけるようにしたいと思っております。

今後の目標

これからもこの街の犬の美容室として皆さんに必要とされるお店であり続けることですね。飼い主さまがご来店くださる間はずっとこの仕事を通してトリミングの感動をお届けしたいと思います。