オーナー/竜田 裕美子 へのインタビュー (1/3)

竜田 裕美子TATSUTA YUMIKO
試行錯誤して得た自分なりのスタイルは、
現在でもトリマーとして活動する基盤になっています
大阪市東成区大今里のLudia poodles。
オーナーであると同時にトリマーとしても腕を振るう竜田裕美子さんは、JKC(ジャパンケネルクラブ)A級トリマーとして高いクオリティのトリミングを実施する傍ら、独自のスクールや専門学校で後進の指導にも積極的に取り組んでいます。
大好きなプードルのお話をされる際の和やかな表情から人柄の柔らかさが伺える竜田さんに、これまでの歩みの中でのお話、ご自身のスタイルのこと、今後の展望など、様々なお話を聞かせていただきました。
プロフィール
- 竜田 裕美子
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- 大阪市出身
- 所属 / 役職
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- Ludia poodles / オーナー
- 経歴
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- トリマーとして20年以上のキャリアを持ち、現在ではトリマー専門学校の講師としても活躍している。JKC公認A級トリマーであり、競技会においては大阪ブロック最優秀技術賞、全国本部技術賞などの入賞経験もある。
インタビュー
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初めに、竜田さんがトリマーを志したきっかけについてお話を聞かせてください
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家族が動物好きだったこともあり、子供の頃から愛犬を飼っていました。私は一人っ子だったので、愛犬のことを家族や友達だと思って接するなかで、大人になったら犬に携わる仕事をしたいと子供の頃から思っていました。
母親の強いすすめにより一旦は商社に就職して社会人経験をスタートさせたのですが、3年後に犬に携わる仕事への憧れを捨てきれずに商社を退社してトリマーの専門学校に通い始めました。
数ある犬に携わる仕事の中でトリマーの仕事を選んだのは、まず私の愛犬を可愛くしたい。そして周囲の愛犬を可愛くし、飼い主さんと愛犬が共に幸せを感じられるような架け橋になりたいと思ったからです。
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トリマーになってやりがいを感じるときはどのような瞬間でしょうか?
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トリミング後、飼い主さんにお返しする際に、可愛くなった姿をみた飼い主さんが喜び、ワンちゃん自身も嬉しそうにする瞬間ですね。ほとんどのトリマーの方が同じ気持ちかも知れません(笑)。この瞬間のためにトリミングを一生懸命にがんばっているのだと思えます。
そして、当サロンではトイプードルのブリーディングや生体販売も実施しています。新しく家族として迎えられたうちの仔がトリミングに戻ってくることが多々あります。その際は可愛い我が仔が里帰りしてきた感覚になり、感慨深いものがありますね。
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これまでのご経験の中で、特に印象に残っている出来事はありますか?
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トリミング競技会のことはよく覚えています。私がまだ駆け出しのトリマーとしてサロンに勤務していた頃、JKCのトリミング競技会に参加することになりました。当初は通常のサロン勤務後、深夜まで恩師や先生方にご指導いただきながらトリミングの猛特訓に明け暮れていました。その努力が報われたのか、競技会では大阪ブロックの最優秀技術賞や全国本部技術賞という素晴らしい成績をいただくことができました。
今でも当時の恩師や先生方にはとても感謝しています。この時期に試行錯誤して得た自分なりのスタイルやトリミング手法などは、現在でも私がトリマーとして活動する基盤になっていると思っています。

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