オーナー/山口 大輔 へのインタビュー (2/3)

ワンパーク オーナー 山口 大輔

山口 大輔YAMAGUCHI DAISUKE

ワンパークの安心で誠実なサービスは、スタッフ一人一人が抱く信念の表れです。

博多有数の賑わいで溢れる福岡市西中洲で、ひときわ輝きを放つお店がある。トリミングサロン ワンパークは2004年の開業以来、「飼い主さまの満足度」へ標準を合わせ、様々なサービスを展開し、今では街を行き交う多くの人に認知されている人気店だ。
そのオーナーの山口大輔さん。実は、自身でハサミを握ることはないという。人間的なカリスマ性と、トリマーでないからこその目線によってワンパークを展開するその手腕は並々ならない。ワンパークのことはもちろん、山口さんの標榜する理念、今後のビジョンをご紹介する。

インタビュー

  • トリマー育成について、大切にされていることを教えてください。

    私自身はトリマーではないので、技術的なことは育成することができません。ただ、グループ全体としてのあり方や、重要なことに関しては意思を一本化するようにしています。
    また、当店のスタッフはみな向上心があり、もっと技術を磨きたいという意見もよく耳にします。そのときには講師を招いて講習会や研修会の場を設けるようにしています。

    私は、自分がトリマーでないということがプラスに働く要素も大きくあると考えています。例えば、お客さまが本当に望まれていることはトリミングの技術面だけではなく、技術は100点満点でも、それ以外がおろそかになっていればお店として選ばれることはありません。お客さまに喜ばれる、お客さまのわがままを叶えられる、総合力で100点満点なお店を目指したいと考えています。

  • 高級ホテルやセレブドッグコースなどの設備を取り入れているのは、どのような考えからなのでしょうか。

    ただ預けるだけや、ただドッグコースを利用していただくだけではなく、そこに満足感という付加価値があることによって初めて「叶える」ことができるのだと考えています。
    従来のコースでは満足できない方がさらに満足できる良いものを追求するうちに、高ランクのサービスを求めるのはごく自然なことであると思いますので、そのような方々がもっと満足できるものを提供しているのが、当店のセレブドッグコースや高級ペットホテルのサービスです。
    より満足度の高いものが提供できるのであれば、これからも新しい設備を積極的に取り入れたいと考えています。

  • 新しいサービスをどんどん取り入れている、そのアイディアはどこから生まれてくるのでしょうか。

    アイディア自体は、人との出会いから生まれていると思います。仕事と関係のない会話の中から、パッとひらめくことも少なくありません。全く関係のない設備やサービスから、どうにかして取り入れることができないだろうかと考えることが多いように思います。
    具体的な話は差し控えますが、「このサービスを提供するなら、付随してこれもあればもっと良くなるんじゃないかな」というプラスの考え方を大切にしていることに尽きると思います。