柴崎ペット病院

良い点を書くサイトらしいのですが、良い点は診察代が安いということだけです。
また、待ち時間もありません。
ただ、高齢猫は治療してもしかたない、どっちにしてもすぐに死ぬと思っているのか、延命のような処置しかされませんでした。
2年前に当時16歳だった猫を検診に連れて行き、血液検査の結果、腎臓の数値が高くなっていることが判明しましたが、特に何の指示もなく、療養食のサンプルをいただいただけでした。当時はその子も元気で食欲も普通にあったので、私もさほど気に掛けませんでした。
1年後、また検診に行ったところ、「血液検査をしたって、数値が悪くなっていたとして、だからどうするんだ。猫は15・6歳を過ぎるとあちこちが悪くなってくるのは当然だ」ということを言われ、私もそういうものだと思い、その時は目やにの治療の目薬と抗生物質の注射のみでした。ただ、この頃からその子は水をたくさん飲むようになり、おしっこもいっぱいするようになりました。
今年の7月末頃に、ちょっとご飯を食べる量が減り、少し痩せてきて声もか細くなりました。それで仕事を休んでこちらに連れて行ったのですが、検査をすることもなく特にどういう状態なのかの説明もなく、点滴と注射をされました。
1週間たっても改善されず、電話をして「もう『時』が来たのでしょうか。もしまだすることがあれば、してあげたい」と言うと、同様の点滴だったらできるというので再度受診しました。しかし、その後も全く改善されず、もうご飯も食べられないのに点滴で生かしているだけのように感じ、他病院を受診しました（最後があまりに苦しむのなら睡眠薬注射とかも考えて）。
すると、そこでは血液検査やエコー検査をしてくれ、今の状態にあった点滴等をしてくれ、今どんな状態で、どんなことができて、どんな可能性があるかのお話をしていただきました（結局、しばらく食べていなかったので肝臓も悪くなっていて、重篤な状態でした）。
その翌日、その子は天に召されました。
そこで、気が付きました。私もバカだったのですが、せっかく2年も前に検診を受けて、腎臓が弱っていると知っていたのに、その後何もせず（療養食は与えていましたが）、結果として、急に悪い症状が出て慌てふためいて大したこともできず、死なせてしまったのです。
もちろん高齢だったので、その分どんな治療をしても生存率は低かったかもしれません。
でも、今は20歳くらい元気に生きている猫も結構いますし、人間だって90歳になって癌とわかったとしても「もう90まで生きたらいいよね、治療して治ってもすぐ死ぬでしょ」なんてことで放置はしないです。年齢の体力に合った治療をしますよね。
昨年、血液検査をして病状がどのくらい進んでいるのか把握していたら・・・今回最後に行った病院でした検査や治療を、体調が悪くなってからすぐに行っていれば・・・と、どうしてもこちらの対応が正しかったのか、この子の今のこの死去は本当に妥当だったのか、考えてしまいます。
もし、先生がどうしていいのかわからない、うちではそういう治療はしてない、などであったなら、早い段階でそれを言って欲しかったです。私もすぐによそに行っていたと思います。
長文になりましたが、こういうことがありましたという事実を残したく、投稿させていただきました。