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- 獣医師さんになったきっかけは?
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小学校の頃飼っていた犬がきっかけです。
もともと昆虫や動物などの生き物が好きで、テレビや友人の影響もあって犬を飼い始めたんです。
中学生ぐらいの時にその犬が病気になってしまって、動物病院へ連れて行きました。
まずその時にはじめて“動物病院”というものがあると知りましたね。
でも、当時はまだ獣医療レベルもあまり高くなかったこともあって、入院はしたんですけど治らず、そのまま帰ってきてしまったんです。 それから家で看病をしたりして『少しずつ良くなってくれた』という経験をしました。
その経験がまず1番のきっかけだと思います。
「動物を治すことができるんだ」と。そこで獣医さんになりたいって思いましたね。
当時飼っていた犬、ラッキーっていうんですけど、ラッキーに感謝です。 - 飼い主さんから言われて心に残っている言葉やエピソードはありますか?
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1番最初に診療をした子ですかね。
腎臓病のネコちゃんだったんですけど、腎臓病って、実は治らない病気なんです。
向き合っていくしかないので、どれだけ飼い主さんがその病気とちゃんと向き合えるか、獣医師もどれだけその病気にアドバイスができるか。 きちんと治療と向き合って、みんなで協力をしていくことが求められます。
だんだん体調が悪くなってきた最後の方、「なんとかこの子をもっと長生きさせてあげたい」という想いで、先輩からもやりすぎなんじゃないって言われるくらい、アドバイスをしたり、時間を使ったりしました。
ネコちゃんが亡くなった後、飼い主さんから「ここまですごく真剣に取り組んでもらって、本当にありがとうございました」と言ってもらえたんです。
普段から、診察の後にありがとうござましたと言っていただくことはありますが、この、最後を看取ったあとの飼い主さんの言葉は“やってあげられることはやってあげられた。治療はしっかりやってあげた”っていう満足感があったから、自然と出てきた言葉なのかなと思って、その言葉は1番印象に残っています。
この時の気持ちは、1番忘れてはいけないんだなと思っています。 - 日頃の診療で心掛けていることはありますか?
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最善の医療を提供していくにはどうしたらいいんだろう、というのは常日頃考えているかなと思います。
そのためには、“飼い主さんをいかに説得できるか”ですね。
犬も猫も、人と話すことができないですよね。
なので、動物病院へ来た時には、既に病気が進行してしまっていることも多いんです。
そんなとき、いかに飼い主さんに検査や治療の必要性を伝えられるかが大切になっていきます。
動物病院へ来て、いきなり検査や手術って言われると、なかなか納得できないですよね。
「え?こんな症状で手術なの?」っていう飼い主さんもよくいます。
でも、動物たちの今の状態をしっかり把握するには、検査が必要になりますし、検査をしたあとには、適切な治療が必要なんです。 なので、最善の医療を提供するために、飼い主さんをいかに説得できるか、飼い主さんに病気と向き合ってもらうにはっていうのは常に考えています。 - 好きな動物はなんですか?
- 象とか馬とか牛とか・・・、大きな動物も好きで、全般的に好きなんですけど、どれか1つに決めるとしたら犬ですね。
やっぱり、獣医になるきっかけになったのも犬ですし、今もいつも一緒にいる存在なので。 - もし動物に生まれ変わるとしたら?
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鳥です。常に飛んでいたいじゃないですか(笑)
犬とかだと、飼い主さんに忠実に従わないといけないのかなって気がしてしまうんですけど、鳥だと自由に羽ばたけるのかなって。
飛べるのっていいなって思います。
- 好きな色はなんですか?
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物によって変わりますよね(笑)
でも、1番好きなのは、もしかしたらオレンジかなと。
ジャイ〇ンツのオレンジみたいな、ああいうオレンジ色が好きです。 - 好きな食べ物は何ですか?
- テンションが上がるのは・・お寿司ですかね(笑)
- 日常生活で職業病だなと感じることはありますか?
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やっぱり、ペットへの目線ですかね。
飼い主さんとお散歩している子をみると「この子足痛そうだな」とか、お店に行ったときもペットフードとかを見て「これ大丈夫なのかな?」とかって確認してしまったり。
やっぱりペットに関するものは気になって見てしまいますね。 - 最後に、飼い主さんたちへメッセージをお願いします。
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僕としては、動物に健康で、長生きしてほしいと思っています。
そのためには、“いかに飼い主さんが知識をもって動物たちをみてあげるか”が大切になってくると思います。
獣医師におまかせしてもらうっていうのももちろん1つの手ですが、獣医が動物たちに提供できることは、医療や予防などに限られていますよね。
動物たちの生活の大半は飼い主さんと過ごす時間です。
そこで飼い主さんにいかに知識をもってもらうかで、管理方法も変わってくるし、健康で長生きすることにも繋がると思うんです。
あとは、動物たちが出すサインを見逃さず、何かあったときは獣医師を頼ってもらう。
そうして、動物たちが健康で長生きできる生活スタイルをつくってもらえたら、僕らも嬉しいです。
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- 出身地:東京
- 所属学会:日本獣医循環器学会
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まりもちゃん
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佐藤先生に関わった弊社の社員全員が「外見も中身もイケメンだった・・・」と、男女関係なく口をそろえて言います。
(みんなその言葉を言った後にちょっと余韻があるのがポイントです。)
先生はどんな人にもフラットに接してくれて、いつでも動物と飼い主さんのことを一番に考えています。
そんな獣医師としての意識の高さ、そして一点の曇りもないグッドルッキングな笑顔に「これぞ真のいい男か!」と気づかされるのでしょう。 ペットの健康でお悩みの飼い主さんは、是非一度佐藤先生の病院に行ってみてください!