ハムスターの目が赤いのですが、結膜炎でしょうか。
目 次
不調を抱えたハムスターのしぐさや症状について
目を開けるのが辛そうな状態
ハムスターの目は通常、パッチリと開いている状態ですが、結膜炎になってしまうと、目を開けることが困難になる場合があります。
目やにが多く出たり、涙も出るため目の周辺がぬれているように見える、眼瞼(まぶた)が腫れたように見える、黒目の外側にある白い結膜の部分が赤くなるといった症状がみられることもあります。
上記の症状がでていると、目を気にするようになり、しきりに身づくろいするようになります。
考えられるハムスターの不調の原因は?
飼育ケージの衛生環境が関係してきます
ハムスターの結膜炎の大きな原因にホコリや細菌などがあります。
飼育ケージの掃除を怠っていると、ケージの中が不衛生になり、空気中にホコリや細かいゴミが増え、細菌が発生しやすくなります。
細菌が何らかの原因で目に入り炎症を起こすために結膜炎になってしまいます。 また、自分の尿、アンモニアが手についている状態で、目を触ることによって炎症を起こすこともあります。
ケージ内は清潔にしていたのに炎症を起こしてしまったという時
巣材にしている素材にアレルギー反応を起こして炎症が起きている場合があります。慢性化が続いている場合は、巣材の材質にも注目したほうがよいでしょう。
また毛づくろいの最中に自分で目を傷つけてしまい、結膜の炎症を起こしてしまう場合もあります。
動物病院での治療について
目視などで診断し、抗生剤が入っている点眼薬を処方する場合があります。
家に帰ってからの点眼時に困らないように、獣医師さんにさし方のコツやポイントを聞いておくと良いでしょう。
なかなか症状が改善されない場合には再度、動物病院に相談しましょう。
ハムスターのためにあなたができること
動物病院で診察、薬の処方をしてもらいましょう
結膜炎になると悪化することが多いので動物病院に連れて行くようにしましょう。早めに連れて行くことで短期間での回復が見込めます。
連れて行く時には、キャリーケースなどに巣材や牧草などを入れると、細かい粉やくずが炎症の悪化につながる可能性がありますので、巣材は入れないで連れて行くようにしたほうが良いです。
病院から帰ったら、ケージをきれいに掃除してからハムスターを元に戻すようにしたほうが良いでしょう。
また、ほこりが出やすい巣材やトイレ、砂浴び用の砂は症状が改善するまで撤去すると良いです。 アレルギーが疑われる時には巣材の変更をしてみましょう。
獣医さんにハムスターの症状を伝えるポイント
- いつ頃から異変に気がついたか
- 異変に気がついてから悪化しているか
- 掃除の周期、最後に掃除したのはいつ頃か
考えられる病気名
- 結膜炎
- 角膜炎
動物病院の多くは犬猫の診察をメインとしている病院もあります。
「ハムスターの診察が可能か?」「エキゾチックアニマル(犬猫以外の動物)の診察が可能か?」
という点を含め、動物病院に一度、事前にお問い合わせをするのをおすすめします。
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