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ウスキ動物病院ウスキドウブツビョウイン |
埼玉県 さいたま市桜区 五関760-7
埼京線南与野駅鈴谷からバス約23分
犬/ 猫/ うさぎ/ ハムスター/ モルモット/ 鳥類
狂犬病注射/混合ワクチン注射/フィラリア予防/ノミ・ダニ予防/しつけ相談受付/避妊・去勢
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スタッフ紹介
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臼杵 新/院長
プロフィール 【出身地】
埼玉県
【趣味・特技】
ゲーム
【所属学会】
日本獣医皮膚科学会
臼杵 新/院長 インタビュー
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ウスキ動物病院のモットーについて教えてください
当院のモットーは「わかりやすい説明をする」「どんな症状にも向き合う」「飼い主さまの心に寄り添う」ことです。
これは私の個人的な経験に基づいています。
私の親が病気になったときのことです。主治医の先生による説明が、聞きなれない専門用語ばかり使った説明だったため、私たちは病状について全く理解できませんでした。それに加え、もう打つ手がないからと大学病院から追い出されてしまいました。その場にいた家族の誰もが混乱しましたし、ショックを受けました。この経験から、「自分の診療では、時間をかけてでも飼い主さまにきちんと伝わるように説明しよう」「高額医療が受けられない方にも手を差し伸べられるような病院にしよう」と考えるようになりました。
しばらくして親は亡くなってしまったのですが、そのときにお坊さんが聞かせてくださった御経と説法が印象的でした。
「お葬式というのは悲しむためだけにあるのではなく、親族とともに故人についての思い出を語り合うことで心の整理をする時間でもある」という趣旨の内容だったのですが、その説法を聞いて少し心が軽くなりました。また、私も日常的に動物の死に立ち会っていますが、ただ病気を治すだけではなく、大切なペットの死に直面する飼い主さまの心に寄り添い、心のケアまでしていきたいと思いました。
そういった経験のなかから「わかりやすい説明をする」「どんな症状にも向き合う」「飼い主さまの心に寄り添う」という3つのモットーをもとに診療することを決めました。
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獣医師になって一番心に残るエピソードについて教えてください
実はウスキ動物病院には三宅島に分院があります。分院といってもとても小さな診療所です。
三宅島といえば2000年に雄山が噴火し、全住民が避難したことで知られている島です。2005年には避難命令が解除され、住民が徐々に帰還し、現在は3000人弱の人が島に戻ってきています。ですが、高齢化が深刻だといわれている状況で、現役の獣医師も不在のため動物病院が一件もないうえに、島の野良猫がどんどん増えてしまう問題を抱えていました。
私は埼玉県出身で三宅島には一度も行ったことがなかったのですが、古くからの友人に三宅島にゆかりがある方がいて、島の獣医師をやらないかと声をかけられました。決して楽なプロジェクトではありませんでしたが、「誰かが行かなくてはいけない」という思いから、そのお話を引き受けることにしました。
しかしながら、埼玉にある自分の病院での仕事もあったため、月に一回の頻度で島に出張することにしました。初めは拠点とする小屋も何もない状況でしたが、「三宅島 にゃんこの会」の皆さんのご協力もあり、徐々に手作りの診療所ができあがりました。
助手がいないので、カルテの作成から診療や処置、薬の配合、そして会計までを一人で行っています。大変だと思う一方、島の飼い主さまから「月に一回でも獣医師が来てくれると安心する」「去勢手術をどうしようかと思っていたので助かった」という声を聞いたときはとてもやりがいを感じました。
これからも島の動物たちの未来のために、継続的に動物医療を提供できる仕組みをつくっていけたらと考えています。
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