院長/杉本 恵子 へのインタビュー(1/4)

みなみこいわペットクリニック 院長 杉本 恵子 みなみこいわペットクリニック 院長 杉本 恵子
プロフィール
杉本 恵子

1971年
日本獣医生命科学大学 卒業
1974年6月
みなみこいわペットクリニック 開院
2008年10月
みなみこいわペットクリニック 医療サポートセンターとして再スタート

江戸川区南小岩の住宅街の一角に、この地に根を下ろして40年を数える動物病院「みなみこいわペットクリニック」がある。院長の杉本先生に伺ったお話からは、先生の人柄の良さや獣医療に対する思いが伝わってきた。
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地域に根ざして40年

この地域についての思い

当院はこの地域に根をおろして昨年(2014年)で40年の節目を迎えました。私はもともとの生まれはこの地域ですが、父の仕事の関係で5歳くらいまで地方を転々としていました。小学校の時はポケットに煮干なんかを入れて、登校中に見かけるワンちゃんに挨拶しながら歩いていました(笑)
実際に我が家で犬を飼い始めてからは文字通り人生観が変わった事を今でもよく覚えています。家に居て面白くないことがあると外の犬小屋に入れてもらったり、犬と一緒に家出をして、お腹がすいたら帰ってきちゃったりといったこともありました(笑)
患者さんは基本的にはこのあたりにお住まいの方が多いです。この辺りは最近動物病院がたくさんできていて、しかも当院は混み合っていたり、お待たせしてしまうことが多いのですが、それでも認めて下さる方だと遠くからみえる方もいらっしゃいます。本当にありがたいことです。

病院の特徴である代替療法について

一言で代替療法といっても、ホメオパシー、ホモトキシコロジー、フラワーエッセンス療法等、様々な治療があり、光線療法やオゾン療法、音を使った治療等もあります。患者さんに認識して頂きたいのは、代替治療の本質は自分本来の生命力をどれだけ手伝えるかにあるという事です。これは「治療」そのものの原点だと考えています。ワクチンを打つ等の予防も一つのやり方として重要なものですが、それは医療の本質ではないように感じます。
当院が代替治療として最初に行ったのはワンちゃんのカウンセリングでした。
例えば、治療しようとすると大暴れしたり、すぐに噛み付いてしまうような子には治療を行えないですよね。おとなしくしてくれない、ほえるのをとめる事も出来ない。そういうような子に育ててしまうのがまず問題だと考えました。飼い主様と動物との間できちんとコミュニケーションを取れるような関係性を築く事が、治療をする以前に必要な予防療法だと思います。治療を攻撃と勘違いされては動物さんに申し訳ありませんし、治療が十分に行えない事もあります。自分を好いてくれている動物が、治療によって恐怖を感じたり、飼い主様や病院を嫌いになってしまうのでは医療としては問題だと思います。 予防医療の一歩として信頼関係を築くための行動学を大切にしていくことが、獣医師として初めに行うべき事だと思いますし、飼い主様にはそのことを理解して頂く事から始まると思います。
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