
犬の耳血腫について
不調を抱えた犬の症状・原因について

パンパンに腫れた耳
耳介と呼ばれる、本来は薄い軟骨で支えられている部分(犬種によって、立っていたり、垂れていたりします)に、血液が溜まった状態を「耳血腫」と言います。
耳血腫は、その特徴的外観と波動感から、容易に診断ができます。
耳血腫は、発症する原因がまだよくわかっていません。物理的や痒みによる刺激、また免疫学的背景も考えられています。
治療法も外科的方法、特に耳介の表側と裏側を縫いわせる「マットレス縫合」という方法、排液のためにしばらくチューブを入れたままにする方法、またインターフェロンやステロイドを注入する内科的方法が、代表的治療法になります。
いずれにせよ、早期に治療しないと、耳介の軟骨が萎縮して、くしゃくしゃな耳介になることが多いので、注意が必要です。
耳介が腫れることによって、外耳道はさらに狭くなり、外耳炎がひどくなりやすいので、外耳炎対策も併せて行います。
犬にこんな症状・しぐさが見られたら注意!

パンパンに腫れた耳
耳介と呼ばれる、本来は薄い軟骨で支えられている部分(犬種によって、立っていたり、垂れていたりします)に、血液が溜まった状態を「耳血腫」と言います。
耳血腫は、その特徴的外観と波動感から、容易に診断ができます。
耳血腫は、発症する原因がまだよくわかっていません。物理的や痒みによる刺激、また免疫学的背景も考えられています。
治療法も外科的方法、特に耳介の表側と裏側を縫いわせる「マットレス縫合」という方法、排液のためにしばらくチューブを入れたままにする方法、またインターフェロンやステロイドを注入する内科的方法が、代表的治療法になります。
いずれにせよ、早期に治療しないと、耳介の軟骨が萎縮して、くしゃくしゃな耳介になることが多いので、注意が必要です。
耳介が腫れることによって、外耳道はさらに狭くなり、外耳炎がひどくなりやすいので、外耳炎対策も併せて行います。

- 耳介部に腫脹
- 首を傾ける
- 耳を頻繁に痒がる
かかりやすい犬種
- ビーグル
- ラブラドール・レトリーバー
- ゴールデン・レトリーバー
- バセット・ハウンド
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