旅行先の注意(海、川、山)
いよいよ夏も本番になってきました。今年の夏は特に猛暑との予想です。もともと犬は暑さには弱い動物ですから、熱中症対策は万全にして過ごしたいですね。夏となればお子様にとっては楽しみにしていた夏休みもあります。
休みを利用して実家などに帰省される方もいるでしよう。そこで今回は、夏休みなどに海や山に行った際のご注意を書いておこうと思います。
海に出かけた際の注意点

まず、海です。海に出かけた時の対策は主にふたつです。ひとつは暑さによる火傷、もうひとつは塩害です。
暑さと聞くとすぐに熱中症を思い出しますが、海では砂浜などによる足裏の火傷にも注意が必要です。広い開放的な砂浜で走ったあと、ふと気がつくと足の裏の肉球が火傷していることがあります。夏の砂浜は私たちの想像以上に熱く、焼いた鉄板の上と同じようなものです。
普段、靴を履いていない犬たちにとっては、まさに灼熱地獄。特に遊ぶのが大好きな子ほど、夢中になって火傷を忘れてしまうこともあります。
もうひとつ、なかなか気づかないのが塩害です。
海では、砂浜はもちろん、水の中で泳がせても、体に塩分がつきます。仮に海に入らず、砂浜にも下りず、防波堤の上から見ていただけでも、塩分は風にのって体につきます。この体についた塩分を放っておくと、やがて地肌を痛め、痒みやかさぶたになってしまうこともあります。海水浴をしなかったとしても、海の近くに出かけた時には、必ず帰り際や帰ってからすぐにシャンプーをして゛体についた塩分を早めに落としておくようにします。
ある方は、海に出かけた帰りには必ず近くの川に行き、そこでじゆうぶん泳がせることで体についた塩分を落としてから帰路につくという方もいました。ひとつの生活の知恵かもしれません。
川に出かけた際の注意点

川での注意は、水難の事故などの他にもうひとつあります。実は、野山の河原には人間やペット以外に野生の動物も水を求めてやってきます。河原に出た時に、細かい米粒大ぐらいのフンがパラパラと落ちていることがあります。これは、その河原に鹿やウサギが来ている証拠となります。
そして、これらの野生動物がよく訪れる水場は、ダニが発生しやすい場所でもあるのです。涼しげな河原で愛犬を遊ばせ。家に帰ってお腹を見たら数え切れないほどダニがついていたなどという話を聞いたことがあると思います。
ダニには小さなゴマ程度のものから大きな米粒大ぐらいのものまで種類があります。大量のダニがつくことによるショック症状やアレルギー症状をおこす子もいます。中にはダニの体内にいる目に見えないぐらいの小さな虫により人間の命をおびやかすこともあります。
愛犬の体にダニを発見した場合、すぐに引き抜こうとするのは危険です。吸血中のダニは口をくさびのようにして肌につきさしていますから、無理に引き抜こうとすると頭だけが皮膚に残った状態でちぎれてしまうのです。残った頭だけが徐々に体内に入っていき、血管を破ったりすることも希にあります。
出来れば早めに動物病院に行き、処理をするのがベストですが、浴槽にぬるま湯か水をため、愛犬をゆっくりつからせて体についてダニを窒息させる手もあります。
山に出かけた際の注意点

山で怖いのは、毒虫と枯れた葉っぱです。毒虫はもちろん腫れたり、炎症を起こしたりしますが、犬の中には枯れ葉によるアレルギーをおこす子もいます。人間でいうとかぶれたようになる子は意外と多いのです。
かぶれた症状をおこす子のほとんどは、手や足ではなく、顔が多いので、口元やまぶたが腫れる子もよく見かけます。いずれにしても、放っておかずに動物病院で早めの処置を心がけてください。
特に長期の旅行や実家帰りの際は、目的地の近くで評判の良い動物病院やその病院の開業時間などを事前に調べておくと良いでしょう。病院によっては夏休みを取っている病院もありますから、そのへんも同時に調べておきましょう。
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