軽いケガをした際(素人的ケガの診断)

軽いケガをした際(素人的ケガの診断)

2022/9/5
ドッグライフカウンセラー
三浦 健太
ドッグライフカウンセラー

犬は生きていますから、病気もしますし、時にはケガもします。大きなケガや見るからに体調が悪そうな時には、すぐに動物病院を訪ねることになりますが、迷うのが軽い症状の時です。仕事や約束事をキャンセルしてもいち早く病院に行くべきか、少し様子を見てからでもいいのか、とても迷います。あとでもいいのであればいいのですが、重大な病気やケガを起こしていて、一秒でも争うような事態であれば、手遅れになるかもしれません。そこで、今回は長年愛犬と暮らしてきた経験の中で、気がついた点について書いてみることにしました。ただし、あくまで『素人的診断』なので、学術的な根拠はありません。

足のケガ

道路で横たわる大型犬

一番多いのが、道を散歩していたり、草むらを歩いている時に、突然「ビクン」としたり、時には「キャン」と悲鳴をあげ、その後足の1本を地面につこうとしなくなる症状です。確かに道や草むらには釘やガラス、その他にも危険なものがいっぱい落ちています。まずは、それらの異物を踏んだのかと心配します。しかし、一番多いのが、草の種やトゲです。これらを踏んで、角度が悪いと足にささるのです。無理に歩かせず、落ち着いて足の裏をよく見てみます。肉球の間に挟まっている場合もあるので、しっかり探します。もし刺さっていたら手で抜いたり、払って取り除きます。種やトゲなら、これで取れます。ゆっくり地面に降ろすと、何事もなかったように歩き出します。草の種やトゲだけでなく、小さな砂利や木片の時もあります。真冬ですと、氷の塊ということもあるのです。

   

この症状で注意しなければならないのは、足の裏にトゲや異物もなく、悲鳴をあげて点検したあとも、やはり痛がりうまく歩けない時です。この時は、足のどこかを捻ったりして痛めている可能性があり、動物病院に行く必要があります。特に足が上に上がらずダラーンと垂れ下がったままになってしまう時は、骨折の可能性があり、反対に足が縮み上がって地面につかなくなった時は、靱帯など筋や筋肉の損傷が考えられます。この時はすぐに病院に行かなければなりません。

一番多い「軽いクジキ」の時は、痛そうにはしていますが、足は地面についたり、お腹に跳ね上げたり、動きます。垂れ下がりっぱなしや跳ね上げっぱなしでなければ、症状としては軽い方と判断できます。ただし、数時間で回復せず、翌日も、翌々日も変わらずに痛がるようであれば、病院に行きレントゲンなどを撮り、詳しく診察して貰った方がいいでしょう。

突然よろけたり、腰を抜かすような仕草がみられた時

Sick or wounded pet concept. Portrait of dog with bandaged head at white background

犬も老犬になれば私たちと同様に、平らなところで躓いたりしますが、そんなに高齢でもないので、突然よろけたり、腰を抜かすような仕草がみられた時には、要注意です。物に躓いたわけでもないのに、急によろけたりするのは心臓に問題が出た時によく見られる症状です。血流が一時的に止まったりすると、急に力が抜け、ヨロッとしたり腰をストンと落としたりします。フィラリアという心臓などに寄生する虫の影響でも、この心臓病によく似た症状をおこします。ヨロッとはしますが、すぐに立ち直って普通に過ごすことから、私たちもついつい見逃し気味になりますが、平らなところでのつまづき症状が見られた時には、なるべく早く動物病院に行くことをお勧めします。

ドッグライフカウンセラー
三浦 健太

特定非営利活動法人ワンワンパーティクラブ 代表 ◇主な活動:「全国一斉!クリーン作戦」や「Dog’s Walk for Keep Clean 全国公園清掃活動(活動支援)」などの公益活動。「WANWANパーティ」「ドッグランフェスタ」「愛犬との暮らし方教室」他各種イベント開催による愛犬家へのマナー啓発活動。

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