大事な褒め方

大事な褒め方

2022/9/14

ドッグライフカウンセラー
三浦 健太
ドッグライフカウンセラー

人も犬も褒めて育てることが最も有効

Photo of good looking young positive woman embraces pug dog with love feels happy takes care of pet wears white turtleneck isolated over pink background. Domestic animals and relationship concept

それでは、まずは「褒め方」です。人も犬も褒めて育てることが最も有効な指導法です。昔のシツケは、犬になめられてはいけないとか、従わさせなければいけないと、強行に叩いたり脅かせたりして教育しましたが、昔の番犬や作業犬時代と違い現代では、愛犬を家族として育てている方が圧倒的です。無駄吠えを止めさせたり、落ち着いて欲しい時に座ってまったりと、人間との共同生活では覚えておきたいことがたくさんあります。飼い主さんは、これらを愛犬にひとつひとつ教えていかなければならないのです。

飼い主さんのことが大好きで、同じ「群れ」として一緒に暮らしている犬にとっては、飼い主さんは生活の指導者であり、自分の身を守ってくれるリーダーでもあります。自分の信頼するリーダーから認められ、褒められることは、愛犬にとっては何事にも代えがたい最も嬉しい動作なのです。いろいろなことを教える課程で、時には叱る必要も出てくるとは思いますが、基本は褒めて教えていきます。

最も有効な「褒め方」

Cute little French bull dog with happy owner playing at the park in summer. Young Asian woman relaxing, having fun, holding the dog to share love and care. Love pet as family.

この最も有効な「褒め方」ですが、意外にもあまり研究せず、なんとなく・・・褒めている方が多いのです。人に個性があるように犬にも個性があり、オーバーな表現を喜ぶ犬もいれば、反対に大げさを嫌い。物静かな褒められ方が大好きな犬もいます。触って欲しい場所も犬によってマチマチで、オデコが好きな犬もいれば、首筋が好きな犬もいます。場所だけでなく、触られ方にも個性があり、ゴシゴシと大きく褒められるのが好きな犬もいれば、そっとソフトに触れられるのが好みの犬もいます。

人と同じように、犬も触って欲しい場所を、触って欲しい触られ方で褒められたときの喜びは倍増します。「褒めて育てる」のは大事と知っていても、愛犬のどこをどう触れば、最も効果があるかを知らずに褒めていては、せっかく「犬は褒めて育てる」と知っていても、その効果は半減してしまいます。まずはどんな褒められ方が最も好みなのか、愛犬の個性を見極めましょう。

ドッグライフカウンセラー
三浦 健太

特定非営利活動法人ワンワンパーティクラブ 代表 ◇主な活動:「全国一斉!クリーン作戦」や「Dog’s Walk for Keep Clean 全国公園清掃活動(活動支援)」などの公益活動。「WANWANパーティ」「ドッグランフェスタ」「愛犬との暮らし方教室」他各種イベント開催による愛犬家へのマナー啓発活動。

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