
猫のケガ(外傷)について
不調を抱えた猫の症状・原因について

外に出している猫に多いのはケンカのケガ
外に出入りしている猫ほど、傷などのケガをしてしまう事が多いです。
主に出血をする事が多いのですが、そのキズが元で化膿してしまう事もあります。
中でも圧倒的に多いのが、猫同士による喧嘩です。引っかき傷だけならまだ良いのですが、戦いの程度が大きいと目の付近や首付近、耳や背中、お腹などを大怪我する事もあります。
目立たないところのケガは、気づかないまま数日後に化膿してしまい熱が出る事も多いです。
怪我をした猫は歩き方がぎこちなくなったり、痛がったりして傷の部分を治そうと自分で舐めようとします。しかし、舐めてしまうことで傷口が更に悪化して治りにくくなったり、化膿しやすくなることもあります。
猫のためにあなたができること

出血をしてしまったら
傷がとても深い場合や出血の量が多い場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。特に傷が深い場合などは内臓にも影響が及んでいる事があります。
通常、猫の血液は大きさにもよりますが、200ccから300ccぐらいしかありません。
人間にとっては少しの出血であっても、猫にとっては大量出血となり命に関わる場合もありますので、出血が止まらない場合は要注意です。
動物病院へ行った際には、飼い主さんの方でわかっている範囲の出血量を獣医師に伝えられるようにしておくと良いでしょう。
うまく説明できない場合は、止血に使って血がついているものを全部持っていって見せるのも良いでしょう。
また、特に出血がひどくないケガの場合でも、そのままにしておくと化膿して腫れたり、発熱したり、重大な病気の原因になることもありますので、小さなケガでも楽観視してはいけません。心配であれば、遠慮なく獣医師に相談しましょう。その際は、いつ頃ケガに気がついたか、気がついた変化などについてわかる範囲で獣医師に説明をしましょう。
猫にこんな症状・しぐさが出たら注意!

- 出血がひどい
- ケガをしてから食欲がなくなってきている
- 元気がない
- 熱がでている
- やたらと一箇所をなめる
かかりやすい猫の種類
特別かかりやすい品種はいませんが以下の状況の猫はかかりやすいです。

- 外に出入りする猫
猫の新着記事
-
長時間のふみふみ?猫の不思議な行動の秘密
-
猫が立てないときの対処法と予防策
-
猫がよろける原因とは?健康チェックのポイント!
-
猫の背中にフケが出る要因とは?理由と対策を徹底解説
-
【獣医師監修】犬と猫のフィラリア、初期症状や予防法、薬の期間は?治るの?
Ranking
-
1
【獣医師執筆】猫のフケの原因は病気?取り方や対処法、出やすい猫についても解説
-
2
【獣医師執筆】猫が一緒に寝るのはなぜ?位置で気持ちは違う? 効果や注意点などを詳しく解説
-
3
ここ最近急に猫が痩せたような気がします。どこか悪いのでしょうか。
-
4
【獣医師執筆】猫が異物を誤飲・誤食したかも!症状と対処法を知って命を守ろう
-
5
【獣医師執筆】猫の顎ニキビ(猫ニキビ)はなぜできる?拭き方、 薬などのケア方法を詳しく解説
-
6
【獣医師執筆】猫のダイエットどうしたらいい?そもそも肥満?運動、食事、期間など詳しく解説
-
7
【獣医師執筆】猫のストレスサインを知ってチェック!原因とストレス解消法も解説
-
8
【獣医師執筆】猫の避妊手術はした方がいい?後悔しないために、時期や費用、リスクなどを知ろう
-
9
猫の背中にフケが出る要因とは?理由と対策を徹底解説
-
10
猫が中毒をおこすおもな植物とは