犬のマダニの寄生について

犬のマダニの寄生について

不調を抱えた犬の症状・原因について

人間にも害を及ぼす寄生虫

マダニは、主に屋外の草木の茂る場所に生息する外部寄生虫です。一生のうち1~3種類の動物の皮膚に寄生し、口から血液を吸うことで栄養を補給します。
マダニの口はのこぎりの様にギザギザしており、また、口が抜けないよう吸血時は接着剤のような分泌物を口から出します。
よく見られる症状として、マダニは自身の体重が100~200倍になるまで血液を吸うので、複数のマダニに寄生されると貧血を起こす場合があります。また、刺された部位が炎症を起こし腫れることもあります。
その他にも、下記の感染症を引き起こす可能性があります。

  • ライム病
  • 紅斑熱
  • エーリキア症
  • バベシア症

特に注意しなければいけないのが、「バベシア症」と「ライム病」です。
バベシア症は、貧血や食欲不振、発熱、黄疸といった症状が見られる病気で、重度の場合は死に至ることもある恐ろしい病気です。
ライム病は、人間にも感染する病気で、発熱や歩行異常、インフルエンザに似た症状が現れます。
犬だけでなく、私たち人間にも関わるマダニ。軽く考えず、動物病院で定期的な対策を行いましょう。

犬のためにあなたができること

素人が取り除くことは難しい

検査方法は主に血液検査になります。
治療は、マダニを取り除くことが主ですが、マダニの口は接着剤のような分泌物で固定されているので素人が綺麗に取り除くことは難しいです。動物病院で適した処置を受けましょう。

犬にこんな症状・しぐさが出たら注意!

  • 発熱
  • 著しい倦怠感
  • 元気がなくなる
  • 跛行(外傷などの何らかの理由により、まともに歩けない状態)
  • 関節腫脹(関節リウマチ)
  • 貧血

かかりやすい犬の種類

特にかかりやすい犬種はありません。原っぱなど、マダニがいそうなところで活動している犬は注意しましょう。

監修医 豊田 昌太郎先生

監修医 豊田 昌太郎先生

けいこくの森動物病院

院長:豊田 昌太郎

住所:東京都 世田谷区 等々力1-34-18
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