犬のクッシング症候群について

犬のクッシング症候群について

不調を抱えた犬の症状・原因について

多飲・多尿、脱毛などの皮膚病の兆候が現れたら注意

犬のクッシング症候群とは、別名「副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)」とも呼ばれる、副腎皮質ホルモンが過剰分泌してしまう病気です。
症状は、多飲・多尿、脱毛などの皮膚病が特徴的で、水を大量に飲むために、結果的にトイレの回数が増え、頻尿になります。また、腹部がぽっこりと膨張し、左右対称性の脱毛が起き、他の部位についても毛のつやが悪くなります。さらに、四肢の筋肉が萎縮を引き起こすこともあります。

クッシング症候群と併発する可能性のある主な病気には、甲状腺機能低下症や糖尿病があります。
この病気の原因としては大きく三つあり、1つは脳下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン過剰分泌によるもの(クッシング病)。2つめは副腎自体の腫瘍化によるもの(原発性)。3つめは慢性的なステロイド剤の投与によるもの(医原性)。があり、1つめのクッシング病の発症が最も多く見られます。

犬のためにあなたができること

原因により治療方法は異なります

対策は、上記のような症状が現れたら、すぐに動物病院を受診し、獣医に相談をしましょう。
検査は、血液検査、超音波検査、ACTH刺激試験により診断を行いますが、場合によってはMRIによる脳下垂体の腫瘍の有無を確かめる必要があります。
治療は、薬剤による内科学的治療が中心となりますが、外科的な腫瘍の摘出が必要になることもあります。糖尿病や甲状腺機能低下症が併発している場合は、同時に治療を行います。
また、ステロイド剤投与による医原性クッシングの場合には、使用を止める事ができれば病状が改善されることもあります。

犬にこんな症状・しぐさが出たら注意!

  • 多飲・多尿
  • 多食
  • 腹部膨満(ぽっこりと膨張する)
  • 筋肉の萎縮
  • 左右対称性の脱毛と毛づやの悪化
  • 皮膚病(発赤、痂皮形成)

かかりやすい犬の種類

  • ポメラニアン
  • チャウチャウ
  • プードル
  • ダックスフント
  • ボクサー
  • ボストンテリア
  • テリア
などが好発犬種とされています。また、8歳から12歳前後の高齢犬に多く見られる病気です。

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監修医 長谷川 承 先生

長谷川 承 先生

アルマ動物病院

院長:長谷川 承

住所:東京都 世田谷区 中町4-24-18
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