猫がくしゃみを頻繁にします。涙や鼻水も出ているので心配です。

猫がくしゃみを頻繁にします。涙や鼻水も出ているので心配です。

不調を抱えた猫のしぐさや症状について

同時に色々な症状が出る

普段はくしゃみをしないのに急に何回もくしゃみをするようになったとき、しばらく様子を見ていると、鼻水が出ている事も多く、涙目になってしまっていることもあります。
場合によっては、熱が出たり食欲がなくなったりと、元気がない状態となることもあります。
くしゃみが出るようになると、同時に鼻水や涙が出る事は多くなります。

考えられる猫の不調の原因は?

症状により変わります

涙だけ出ている場合
角膜や結膜の部分に刺激がある事が原因で、涙を流します。
主に流涙症などが多いですが、角膜炎や結膜炎などの炎症を起こしている場合もあるでしょう。
また、緑内障などが原因で涙の量が増える事もあります。
くしゃみ、鼻水が出ている場合

一番多いのはいわゆる猫風邪です。

ネコカリシウイルス感染症や猫クラミジア感染症、猫ウィルス性鼻気管炎などが当てはまります。 どちらのウィルスも、感染した時に別のウイルスや細菌も一緒に感染しやすいので、症状がひどくなりやすいです。 場合によっては伝染性腹膜炎も考えられます。 鼻水が黄色くなった場合は、猫風邪が悪化したり鼻水が続く事による副鼻腔炎や蓄膿症を起こしている事もあります。

鼻の周辺が腫れている場合
クリプトコッカス症や鼻腔内腫瘍の疑いがありますので、真菌の検査や腫瘍細胞の採取をします。

猫のためにあなたができること

ただの風邪と判断せず放置しないこと

人間だと風邪は放置して治ったという方も多いかもしれませんが、猫風邪の場合は重症化しやすいです。
人間のように鼻をかむ事も出来ませんので、呼吸もかなりつらい状態になります。
また命に関わることもありますので、鼻水、くしゃみが出て猫風邪かもしれないと思ったら放置せずに動物病院へ行くようにしましょう。
特に子猫や高齢猫の場合は重症化しやすいので気をつけましょう。
クリプトコッカスの場合、人間にも感染するので、しっかりと診断してもらった上で治療をしてもらいましょう。

涙の原因を考える

涙は、基本的にごみやほこりなどから目を守る目的もあります。
そのため、ハウスダストや花粉、飼い主が喫煙者の場合タバコの煙などが原因で、涙が多く出てしまう可能性があります。

獣医さんに猫の症状を伝えるポイント

  • くしゃみはいつ頃から出始めたか
  • 鼻水や涙は出ているか
  • 食欲はあるか
  • くしゃみはずっとしているか
  • いつもより鼻の周辺が腫れているか
  • 咳をしているか
  • 目やにやよだれが出る事はあるか
  • 鼻水に血が混ざったりしている事はあるか

その他、気になることがあったら合わせて伝えましょう。

考えられる病名

  • くしゃみや鼻水
  • 猫風邪(猫ウイルス性鼻気管炎・ヘルペス/カリシウイルス感染症など)
  • クリプトコッカス症
  • 伝染性腹膜炎(FIP)
  • 猫クラミジア(クラミジア感染症)
  • 副鼻腔炎
  • 猫ウィルス性鼻気管炎
  • 蓄膿症
  • 鼻腔内腫瘍
  • 涙が止まらない
  • 流涙症(涙目)
  • 結膜炎
  • 角膜炎
  • 緑内障

監修医 暮地 康子先生

監修医 暮地 康子先生

ノワール動物病院

院長:暮地 康子

住所:神奈川県 川崎市多摩区 西生田2-6-7