おすわりPart2
では、今回は具体的な「おすわり」の教え方です。「おすわり」などの行動を教えるときには、叱ったり、脅かしたり、威圧的な命令は禁物です。犬が「させられている」と感じてしまうと、自ら進んで飼い主さんに喜んでもらいたいという気持ちが育ちません。「おすわり」という言葉は、させられる言葉ではなく、飼い主さんに喜んでもらい、たくさん褒めてもらえる言葉だと認識させることが大切なのです。
おすわりの教え方

①まずは、優しい口調で「おすわり」と言います。
もちろん「すわって」や「シット」でもかまいません。大事なことは怖い口調ではなく、優しい口調で指示することです。大きな声も不要です。犬は耳もいいので、小さな声でも十分です。
②大事なのはこの後で、「おすわり」と声をかけたら、1秒でも早く褒めだしたいのです。
といっても座らないうちに褒めるわけにもいきませんから、1秒でも早く座らせる必要があるのです。「おすわり」と言ってもすぐに座らない時は、おしりを押してもいいので座らせます。そして、すぐに褒めるのです。声を発してから、座らせて褒めるまでの時間は長くても2秒以内ぐらいがいいでしょう。
座らないからと言って、怖い声で脅かすような口調になったり、何度も何度も「おすわり、おすわり」と繰り返すのも逆効果になります。
愛犬の名前をいうのは褒めるときのみ
できれば、「おすわり」と言う前に愛犬の名前を言うのも止めた方がいいでしょう。よく見かける光景に多くの飼い主さんが「OOちゃん、おすわり」と言っています。
名前を言うこと自体には問題はないのですが、このように「OOちゃん、おすわり」と言っている人は、愛犬がなにか悪いことをした時にもつい「OOちゃん、いけない!」と言ってしまうのです。口癖になっているのかもしれません。犬にとって自分の名前はとても大事で、名前を呼ばれることが大好きな犬にしておけば、呼んでも嬉しそうにすぐに帰ってきますから、事故に遭う確率も減らすことが可能です。反対に、名前を呼んで叱られていた犬は、名前を呼ばれても褒められるのか叱られるのか迷いますから、すぐに帰ろうとする前に、どっちかなと判定するようになっていきます。
「おすわり」を教える時も、最初は「おすわり」と言い、座ってから褒めるときに「OOちゃん、いい子だね」と、褒め言葉とセットにしておいた方が、のちのちのためには効果があります。
静かに、落ち着けるように褒める

また褒めるときには、大げさに激しく褒めますと、せっかく「おすわり」と動きを止めたにもかかわらず興奮させてしまい、落ち着いて座ることが難しくなってしまいます。
「おすわり」と言い、座らせて褒める時には、毛並みに沿ってゆっくりと褒めおろすように触ります。もちろん甲高い声や大げさな褒め方も逆効果です。静かに、落ち着けるように褒めます。
最初は自宅で練習し、できるようになったら散歩の途中で行い、その後は他の犬のいる前でも出来るように、徐々に難しいシチュエーションの中でも出来るように練習していきましょう。
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